長い目で見れば社会保険加入のメリットも
一方で、扶養内パートに不満を抱えている方もいました。社会保険に加入できるというのは、実はメリットも多いものです。
まずは健康保険に加入することで、傷病手当金や出産手当金が出るようになります。また、将来の厚生年金額が増えたり、障害年金と遺族年金といった万が一の備えも手厚くなります。
これらを民間の保険に加入するとなるとそれなりの費用がかかります。特に公的年金であれば、終身で受け取れるという点にメリットがあるでしょう。
老後資金への不安が高まる現代において、厚生年金に加入して将来の年金額を増やすことは、自分はもちろん家族を安心させるためにもなると言えます。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。