Q1. つみたて投資を始めるのならズバリ、つみたてNISAでしょうか、iDeCoでしょうか?
最初に言っておきたいのが、私は両方しています。
したがって、ここでは、「どちらかを一つだけを始めるならば」という点でお答えするということにさせてください。
いろいろな条件で判断は異なりますが、資金の流動性を考えると、つみたてNISAです。
つみたてNISAはその年に投資した後の20年間の売却益などへの非課税枠があるという制度です。その間に自由に売却することができます。
長期投資が前提ではありますが、どうしても手元に現金が必要になった場合には、売却して現金化することができます。
一方、iDeCoは年金制度の一部です。実際に監督官庁は厚生労働省です。
iDeCoは、現時点では原則は受け取りは60歳以降となります。
したがって、すぐに現金化して手元に戻せるものではないので、気軽に始めて万が一の場合に手元に現金を戻したいという方はつみたてNISAの方が気楽です。
執筆者
LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。