「年収400万円台世帯」家族のすがたとは?

年収400万円といっても、世帯の人数や年齢、ライフステージによってその状況はさまざまでしょう。

最後に今回ご紹介した調査の「年収400万円台世帯」について、家族のすがたを見ていきます。

「年収400万円~450万円世帯」家族の状況

  • 世帯主の平均年齢:50.6歳
  • 世帯人数の平均:3.23人
  • うち18歳未満の世帯人員:0.87人
  • 世帯主の配偶者のうち女性の有業率:39.4%

「年収450万円~500万円世帯」家族の状況

  • 世帯主の平均年齢:50.1歳
  • 世帯人数の平均:3.05人
  • うち18歳未満の世帯人員:0.81人
  • 世帯主の配偶者のうち女性の有業率:49.5%

世帯主の平均年齢が50歳となっていることから、教育費がピークを迎える世帯が多いと推測できます。

反対に、住宅ローンの返済については目処が立っている世帯もあるでしょう。

平均よりも若い世帯では、負債額がもっと多いと考えられます。

家計を守るために

この春、さまざまな食品メーカーから値上げが発表されています。食品だけでなくガソリンなども高騰が続いており、家計に不安を抱える方も多いと思います。

お財布の紐を締めたいところですが、食費は削りすぎると健康に影響が出るのも事実です。過度な節約はできるだけ避けたいところですね。

例えば今回ご紹介した調査では、「年収が高くなるにつれて外食費があがる」という特徴が見られました。

外食費がここ数年で上昇している家庭や、平均を上回っている家庭などは、このあたりから切り込んでいくのも一つですね。

貯蓄や食費は家族によってさまざまですが、課題を感じる場合は平均値も参考になります。

値上げ対策の一貫として、いろいろ情報収集をしてみてはいかがでしょうか。

参考資料

太田 彩子