就業不能保険とは

就業不能保険とは、病気やケガで長期間働けなくなった際に支払われる保険です。

働けなくなった状態とは、主に「入院」「在宅療養」の2つに分けられますが、在宅療養の支給要件は保険会社ごとに基準が異なります。

保険料は加入時の年齢で計算され、契約時に定めた保険料払込期間中に変わることはありません。ただし、収入保障保険や所得補償保険よりも保険料は割高です。

長期間働けない状態が継続すると、傷病手当金や障害年金だけでは生活費や医療費をまかなえなくなる可能性があります。

なお就業不能保険には免責期間があります。一般的には60日、もしくは180日の日数が経過した後の働けない日数が支払対象となります。

保険金受取方法は、一定期間は就業不能給付金月額の50%を受け取るタイプと、最初から満額の就業不能給付金月額を受け取るタイプなどがあります。

【就業不能保険がおすすめの方】

  • 個人事業主(自営業・フリーランス)の方
  • 無収入の期間を貯金でまかなえない方
  • 傷病手当金や障害年金の金額だけでは不安な方

【就業不能保険のメリット】

  • 保険期間の間は、働けない状態が続く限り保険金が受け取れる
  • 保険料は加入時のまま上がらない

【就業不能保険のデメリット】

  • 免責期間が長い
  • 精神疾患は保障対象外の場合が多い