「働けなくなった時の保険」というキャッチフレーズを、一度は耳にした方も多いのではないでしょうか。

日本には「収入保障保険」「就業不能保険」「所得補償保険」という3つの保険がありますが、商品名が似ていて違いが分かりません。

そこで今回は、保険販売員の経験を生かして、3つの保険の違いについて解説します。

収入保障保険とは

収入保障保険とは、契約時にあらかじめ定めた保険期間中に被保険者が死亡、または所定の高度障害状態となった際に保険金が支払われる保険です。

大きな特徴として、保険期間満了が近づくにつれて、支払保険料と必要保障額が小さくなります。

収入保障保険は「お金のかかる時期にある家族を残して亡くなるリスクに備える」ことに重点を置いた保障内容となっています。

また「最低保証期間」も設定されています。保険期間満了の直前で無くなった時でも、最低◯年間は保険金を支払う、といった内容です。

保険金は基本的に毎月受け取り(年金形式)が基本です。他にも全額もしくは一部を一括で受け取る方法もありますが、毎月受け取りより保険金は少なくなります。

【収入保障保険がおすすめの方】

  • 一家の収入の大半を担っている方
  • 一方の死亡・高度障害によって収入が激減する共働きの方
  • 万が一の保障を割安な保険料で用意したい方

【収入保障保険のメリット】

  • 手頃な保険料で申し込める
  • 保険期間満了が近づくにつれて保険料が安くなる

【収入保障保険のデメリット】

  • 死亡・高度障害状態以外では保険金が出ない
  • 受け取れる保険金が安い