歳末のバーゲンセールが活況な時期に入ってきました。

買いたくても買えない・・・・・・、「お財布と相談しよう」ということはよくあることです。

高齢化社会が進行するにつれ、負担が大きくなるのが社会保障費。なかでも年金の負担が大きく、年金の見直しが常に検討されている状態です。「お財布と相談」と似た状態ですね。

長寿時代にみんなが気になる「年金(※編集部注)」。その中でも、ひとりひとりの差が大きい厚生年金の受給額事情について詳しく調査していきます

【※参考記事】厚生年金「ひと月25万円以上」受給する人の割合は?

厚生年金受給額はいくら?「10万円未満」の割合は?

厚生年金の受給額は、現役時代の年収と厚生年金の加入期間によって個人差があります。いまの年金世代は月額どのくらい受給しているでしょうか。

厚生労働省年金局の「厚生年金保険・国民年金事業年報 令和元年度」を基に男女別受給額にみていきましょう。

こちらの厚生年金保険(第1号)の年金月額には、国民年金(基礎年金)月額も含みます。

厚生年金保険(第1号)年金月額分布

受給権者数の男女総数は1598万6959人。うち10万円未満の男性は112万7701人、女性は265万6421人となります。全体の23.6%、4人に1人は厚生年金をひと月10万円もらえていない、ということがわかります。

若いときは会社員だったが、のちにフリーランスや自営業に転身した場合などは、予想以上に年金額が少ない可能性もあります。自分の年金見込額はぜひ早い段階で把握しておきましょう。