「基礎年金と厚生年金」平均は?性別や年齢で差はある?
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将来もらえる年金受給額が気になる方は多いでしょう。退職後は年金収入のみになる方が多いので、実際いくらもらえるのか不安になるものです(※編集部注)。
もらえる年金の額は、現役世代の収入に比べるとどうしても少なくなります。しかし目安の金額がわかれば、早めに対策することは可能でしょう。
そこで今回は、現在年金を受給しているシニア世代の年金平均額にせまります。性別や年齢別にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
【※参考記事】「基礎年金と厚生年金」結局いくらもらえるの?
公的年金には2種類ある
まずは年金制度をおさらいしましょう。日本の年金は「国民年金(基礎年金)」と「厚生年金」の2種類があります。
その構造から、2階建てとも呼ばれる年金制度。保険料の納め方や、受け取る年金をかんたんにまとめてみます。
■国民年金(基礎年金)と厚生年金の違い
国民年金:日本に住む「20歳以上60歳未満」の全員が加入し、一律の保険料を納める。自営業やフリーランス、配偶者の扶養に入っていた人などは、国民年金のみの受給になる。
厚生年金:会社員や公務員が上乗せして加入し、所得に応じた保険料を給料天引きで納める。将来国民年金に上乗せして受給できる。
執筆者
LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。