コロナ禍を契機に、静かなキャンプブームは熱いブームに変貌を遂げました。その中でキャンプ用品を手掛けるスノーピークは、2020年12月期に続き今期も第1四半期から順調に業績を伸ばしています。

第2四半期も直営店が絶好調であり、16期連続の増収達成に向け堅調な推移を見せるスノーピークについてみていきましょう。

コロナ禍でのキャンプブームの恩恵を受けるスノーピーク

スノーピーク<7816>の業績が堅調に推移しています。昨年の緊急事態宣言を機に「三密」にならないキャンプは、“静かな”から“熱い”ブームとなりました。第2四半期も直営店が絶好調であり、16期連続の増収達成に向け堅調な推移を見せています。

スノーピークの成長は加速

【出典】株式会社スノーピーク「2021年12月期 第1四半期決算説明資料」

新潟県三条市に本社を置きキャンプ用品などのアウトドア製品の開発販売を手掛けるスノーピーク<7816>は、2020年12月期が下記の業績となりました。

  • 売上高168億円(対前年同期比18%増)
  • 営業利益15億円(同62%増)
  • 当期純利益10億円(同146%増)

対前年同期比で増収そして大幅な増益を果たしました。また営業活動によるキャッシュ・フローも5.0億円→30億円と急増、直営7拠点の新規出店などに充てるとしています。同社はコロナ禍におけるキャンプブームにうまく乗ったと言えるでしょう。