2020年度は全国平均902円
厚生労働省の「令和2年度地域別最低賃金改定状況」によると、最低賃金は全国平均で902円です。
また、骨太の方針にもあった「地域間格差」もみていきます。
最も高いのは東京都の1013円ですが、最低は792円(秋田、鳥取、島根、高知、佐賀、大分、沖縄の7県)と開きがあります。
最低賃金は微増が続く
それでは、最低賃金の推移はどうなっているでしょうか。
全体の傾向としては、徐々にではあるものの最低賃金は上昇していることがわかります。2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災を除けば、引き上げ額は10円以上が多くなっています。ただ、2020年の引き上げ額は1円にとどまりました。
では、最低賃金をめぐる意見はどのようなものがあるかを紹介します。