意見が分かれるのはそれだけではありません。「ジャンダル」という名の商品登録をめぐっても、それぞれ言い分があります。

モリスさん側は1957年に登録したする一方、ジョンさんの子孫は具体的な年数は記録に残っていないものの、登録を行ったのはジョンさんだったと言い切っているのです。

ニュージー文化の1つとして

ジャンダルは履物としてだけではなく、文具や家庭用品、ファッションのモチーフにもなっています。

そんなジャンダルグッズをプレゼントすれば、海外に暮らすニュージーランド人に懐かしさを、ニュージーランドにまだ来たことがない知り合いには、この国の文化をもたらしてくれます。

ニュージーランドでは、年齢や性別を問わず、誰もがジャンダルを最低1足は持っているといっても大げさではないほど、人々の愛着ぶりがうかがえます。

そんなジャンダルが日本の草履をモデルに創られたことで、この国に暮らす日本人の筆者は、ちょっぴりくすぐったい思いでいます。

クローディアー 真理