最もお金のかかる大学進学費用の“足し”にする

文部科学省の発表によると、平成30年度の私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額は文科系学部で1,166,922円、理科系学部で1,544,962円でした。

そのうち授業料と施設設備費は文科系学部で936,925円、理科系学部で1,290,654円なので、単純計算でこの学費が4年間続くとすると文科系学部も理科系学部ともに約400万円から500万円以上が必要になります。

筆者が現在加入しているA社の学資保険は、10歳までに保険料を払い終え、大学進学後は18歳から毎年40万円の学資金が5回受け取れるプランです。

月々の保険料は1万5千円ほどで、10年間でトータル190万円弱の支払いをすると、200万円が受け取れる計算。つまり、私立大学の4年間で必要な教育資金には到底足りません。

しかし、筆者はこれで十分だと考えています。学資保険は教育資金すべてをカバーするために入るものではなく、あくまでも教育資金の“足し”と考えているからです。返戻率が100%を超えている学資保険なら、支払った保険料に加えてプラスアルファのお金が戻ってくるので、“足し”としては十分なのです。