2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の年。経済や家計にも大きな影響が出ました。そんな中で夫婦のお金はどう変化したのでしょうか。スパークス・アセット・マネジメント㈱が行った「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020」をもとにして、預貯金や家計について見ていきます。

 夫婦の預貯金額は平均734万円。昨年よりも24万円減

スパークス・アセット・マネジメント㈱が行った「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020」によると、夫婦の預貯金額の平均は734万円となりました。昨年と比べると24万円の減少です。

 最も多かったのは「100万円~300万円未満」で18.9%、「100 万円未満」が18.6%、一方で「1,000万円〜2,000万円未満」も15.4%との結果が出ています。預貯金に関しては「0円」が13.1%となったのですが、「1,000万円以上(計)」では27.9%となるなど差が出ていることもうかがえます。

夫婦の預貯金について(出典:スパークス・アセット・マネジメント調べ)

 夫婦の預貯金の残高は年齢にほぼ比例

預貯金の残高(2020年)を年代別に見てみましょう。
20代:255万円
30代:443万円
40代:696万円
50代:741万円
60代以上:1,533万円

年齢が上がるにつれて預貯金額も増えていることがわかります。