年収にも天井ができることに

さらに、残業時間が法律で制限されるということは、年収にも天井ができるということです。時給1,100円の人であれば、毎月平均して21日働くとして、21日 × 8時間 × 12カ月 × 1,100円 + 360時間 × 1,100円 × 1.25=2,712,600円です。

私が学生の頃アルバイトしていたファミリーレストランでは、毎月250時間くらい働いて、月に28万円くらいもらっているツワモノもいましたが、今後はそうはいかなくなるということです。

ここまでのケースではなくても、残業代を生活費のあてにしている人もいるでしょう。そのような人にとっては、働き方を大きく見直す転機になるのではないでしょうか。

少なくとも、望む残業か望まざる残業かは別として、法律で上限が決められた以上は、それ以上の残業は認められません。これまで意識したことがない36協定の存在や、残業時間の上限の特例が適用されるかどうかということを気にすることになるのかもしれません。

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渋田 貴正