今年で社会人6年目を迎えるネット証券勤務のCさん。彼女はボーナスを学生時代の奨学金の繰り上げ返済に充てると言います。「早めに返済してしまいたい。結婚するときに新しい家庭に負債を持ち込みたくない」と話してくれました。彼女は3年目を迎えるまではボーナスを自分へのご褒美に充てていて、奨学金の繰り上げ返済など考えたことがなかったと言います。

しかし、3年目以降のボーナスは年2回、しっかり繰り上げ返済に充てているようです。「もうすぐ完済できる。奨学金がなくなると思うと、気持ちがラクになるし、毎月の負担額も減るのでだいぶ生活がラクになると思う」とのこと。

彼女のように、負債の返済にボーナスを充てるというのも非常にいい選択だと思います。ほとんどの負債には利息がつくため、当然早めに返済したほうがトータルの支払額が少なくて済みます。また、負債を返済することで心置きなく貯金することができるのも大きいですよね。

証券会社の社員らしく投資に充てる

最後に話を聞いたDさんは証券会社で働く7年目社員。仕事ではバリバリ営業して、上司や先輩からも非常に評価されています。そんな彼女は、証券会社の社員らしく「投資に充てる」と答えてくれました。

証券会社の社員は一部の取引は制限されているものの、投資信託や株の取引はある程度自由にできます。もちろん、インサイダー情報での取引や過度な取引はNGで社内規則もありますが、それに準じて取引することはできます。

彼女は現在、好きな企業の株主優待を目的に何銘柄かの株を保有しているとのこと。今後も見据えて、これから伸びそうな米国企業の株も持っていたり、投資信託も保有していたりと、しっかり投資している様子。証券会社社員の鑑のような回答でした。

まとめ

いかがでしたか。普段お金のプロとして働いている彼女たちも、意外と普通な回答だったと思いませんか。しかし、その中でも費用対効果を計算していたり、自分にとってベストな使い道は何かをしっかり検討していたように感じます。ボーナスの使い道に迷ったら、彼女たちの考え方を参考にしてみてくださいね。

大塚 ちえ