「財布事情」はそれぞれ
二つ折り財布と長財布の二択だったメンズの財布事情に昨今割って入ろうとしている、コンパクトな三つ折りタイプ。そのまた一方で、収納性がある長財布をクラッチバッグのように持ち歩く流れも出ているなど、少しずつ選択肢が拡がりつつあります。
いずれにせよ、長く使う物なので、今の自分の使い方に合った財布を見つけたいところ。ついつい無難なものを選びがちですが、増えている選択肢をチェックしておかない手はありません。セレクトショップのおすすめを、タイプ別に見ていきましょう。
スーツに合う三つ折り
新定番になりつつある、コンパクトに収納できる三つ折りタイプ。上質な型押しレザーの質感が際立つこちらは『PELLE MORBIDA』の一品です。
端正なルックスなので、カジュアル使いはもちろん、スーツスタイルにも相性抜群。ポケットから取り出すたびにその人の所作を美してくれそうです。
無骨すぎず、かわいすぎず
こちらもコンパクトな三つ折りですが、重厚感のある『VISHVAKARMAN』のレザーウォレット。元ネタはと言うと、ライダースジャケットのコインポケット。
遊び心あふれる財布ながらも、製作はライダースジャケット作りに定評があるレザー専門の工房と、本気です。その迫力はぜひ店頭にて。
財布以上クラッチバッグ未満
長めにとられたストラップが目を引く『PELLE MORBIDA』のジップウォレット。スッキリとした薄型のデザインながら、紙幣やカード類だけでなく、パスポートやスマホも入る抜群の収納力を備えています。
「身の回りの物はひとまとめにしておきたい」という方には、クラッチバッグ感覚でも使えるこちらがおすすめ。
あの部材を財布に
シンプルなルックスの中に、独創的なギミックを忍ばせるのは『ED ROBERT JUDSON』の一品。「HINGE」のモデル名のとおり、「ヒンジ=蝶番」で開閉する仕組みがユニークな二つ折り財布です。
内側にはマネークリップが内蔵されており、簡単な出し入れに加え唯一無二なデザイン。馴染みやすい革なので初めから使いやすく、毎シーズン人気が出るのも頷けます。
あとがき
「買いたい時が買い替え時」なんて某人気番組発の名言があるように、壊れた時以外に目が行かない財布も「買いたい時が買い替え時」ですよ。
FACY