Googleが開発する折りたたみスマホの「Pixel Fold」には、2023年発売の初代(Google Pixel Fold)と、2024年発売の新型(Google Pixel 9 Pro Fold)がラインナップされています。
本記事では両機種の性能やスペック差を数値でご紹介しつつ、初代と最新型で何が変わったかについて解説します。
また価格情報やおすすめできるユーザーについても取り上げますので、折りたたみスマホの購入を検討している方はご一読ください。
1. Google Pixel 9 Pro Foldのデザイン
Googleのカラーバリエーションは下記の2種類です。
- Obsidian
- Porcelain
2. Google Pixel 9 Pro Foldのディスプレイ
Google Pixel 9 Pro Foldのディスプレイは下記の仕様です。
2.1 アウターディスプレイ
- 6.3インチActua フルスクリーン ディスプレイ(最大120Hz対応)
- アスペクト比 20:9
- OLED(1080x2424)、422PPI
- 24 ビット フルカラー(1600万色)
- 最大輝度1800ニト
2.2 インナーディスプレイ
- 8インチSuper Actua Flex ディスプレイ(最大120Hz対応)
- OLED(2076x2152)、373PPI
- 24 ビット フルカラー(1600万色)
- 最大輝度1600ニト
Pixel Fold(初代)と比較してベゼルが細くなり、より没入感のあるディスプレイになりました。また明るさが80%増しになった「Super Actua Flex」インナーディスプレイにより、視認性が高まっています。
3. Google Pixel 9 Pro Foldの基本性能
Google Pixel 9 Pro FoldのCPUは、Googleの最新世代CPU「Google Tensor G4」です。4代目となる本CPUは、前世代のG3よりWebブラウジングにて20%、アプリ起動にて17%の高速化を達成しています。
後述するPixel Fold(初代)はG3よりもさらに1つ前の世代であるため、CPU性能については新型に軍配が上がります。
Tensor G4の実力は、音声認識能力の向上においても顕著です。スマホ上の音声をテキスト変換する「自動字幕起こし」や、テキスト・音声・映像などを即座に翻訳する「リアルタイム翻訳」、AIが雑音を除去して通話品質を聞き取りやすくする「クリア音声品質」など、ユーザーサポートが拡充しています。
4. Google Pixel 9 Pro Foldのカメラ
9 Pro Foldには背面・前面・インナー合わせて5つのカメラが搭載されています。背面のカメラバーは、初代が横一列にレンズが配置されていたのに対し、縦2列の配置に変更されました。
折りたたみスマホでは、画面を広げれば背面カメラとアウターディスプレイが隣り合うため、セルフィーを高品質な背面カメラで撮影できます。
また被写体に背面カメラを向ければ、隣のアウターディスプレイを見てもらいつつ、自分はインナーディスプレイを見ながら撮影できるため、全員で確認しながらの撮影も可能です。
夜間での撮影にも強みを発揮します。ビデオ夜景モードを使えば、光量が少なめの夜でも鮮明な動画になり、高画素広角カメラを使えば、星空も色鮮やかに記録できます。
折りたたみスマホらしく大画面で撮影したイメージを編集できるのも魅力です。「消しゴムマジック」「ベストテイク」「ズーム画質向上」などの機能を使えば、かんたんにシャープで構図のよいショットが完成します。
5. Google Pixel 9 Pro Foldのバッテリー
9 Pro Foldの標準バッテリー容量は4650mAhで、初代よりもわずかに少なくなっています。ただし24時間以上の駆動時間があり、設定によっては最長72時間の駆動も可能です。
ワイヤレス充電のほか急速充電にも対応します。Google 45W USB-C®充電器を使用すると、最大21Wでの充電が可能です。
6. Google Pixel 9 Pro Foldの価格
Google Pixel 9 Pro Foldの価格は下記の通りです。
- 公式オンラインショップ:25万7500円(256GBモデル)、27万7500円(512GBモデル)
- docomo:29万4800円(256GBモデル)、31万7570円(512GBモデル)
- au:28万9800円(256GBモデル)、30万9800円(512GBモデル)
- ソフトバンク:30万6000円(256GBモデル)、33万1200円(512GBモデル)
※執筆時点での通常価格となります。
7. Google Pixel Fold(初代)のデザイン
Google Pixel Foldのカラーバリエーションは下記の2種類です。
- Porcelain
- Obsidian
8. Google Pixel Fold(初代)のディスプレイ
Googleのディスプレイは下記の仕様です。
アウターディスプレイ
- 5.8インチディスプレイ(最大120Hz対応)
- アスペクト比 17.4:9
- OLED(2092x1080)、408PPI
- 24 ビット フルカラー(1600万色)
- 最大輝度1200ニト
インナーディスプレイ
- 7.6インチディスプレイ(最大120Hz対応)
- OLED(2208x1840)、380PPI
- 最大輝度1000ニト
9. Google Pixel Fold(初代)の基本性能
Pixel Fold(初代)の搭載チップは「Google Tensor G2」です。最新のG4より2世代型落ちしたCPUであるため、やはり処理性能はいくぶん見劣りする部分があります。
ただし、スマホ性能を示すAnTuTuベンチマークでは、おおむね80万点台のスコアを出しており、基本動作においてはサクサクとした操作感を期待できます。
メモリも12GBと、標準的なスマホと比べて容量が多く、設定しだいでは重めのゲームでも十分遊べるレベルです。
新型の9 Pro Fold同様、インナーディスプレイではマルチタスクが可能で、同じ画面内で2つのアプリを分割表示可能です。攻略ページを確認しながらゲームしたり、口コミを見ながらECサイトで検索したりなど、よりフレキシブルな画面の使い方ができます。
10. Google Pixel Fold(初代)のカメラ
Pixel Fold(初代)のカメラは、メインの「広角」「超広角」「望遠」の3眼カメラに加え、前面カメラとインナーカメラも備えています。
メインカメラでは4K撮影が可能なほか、4.5倍の光学ズームを備えた望遠カメラで遠景を美しく撮ることも可能です。
9 Pro Foldと比べるとカメラ機能や編集機能が少な目ですが、離れた場所からも高画質動画が撮れる「超解像ズーム」や、人物の肌を自然な色味にする「リアルトーン」、写真から対象物を消去できる「消しゴムマジック」など、使って楽しい機能が満載です。
11. Google Pixel Fold(初代)のバッテリー
Pixel Fold(初代)の標準バッテリー容量は4821mAhと、9 Pro Foldよりも多い設計です。24時間以上のバッテリー駆動が可能なため、1日しっかり使えます。
スーパーバッテリーセーバー機能を設定すれば最長72時間の稼働時間になり、おおよそ3倍長持ちします。
充電機能は、急速充電とワイヤレス充電に対応しています。
12. Google Pixel Fold(初代)の価格
Google Pixel Fold(初代)は、公式サイトでの取り扱いが終了しています。キャリアでの販売も終了している模様なため、ECサイトなどでの購入を検討する必要があるかもしれません。
参考までに、ECサイトではおおよそ15万~22万円ほどで販売されているようです。
※執筆時点での通常価格となります。
13. Google Pixel 9 Pro FoldとGoogle Pixel Fold(初代)を11項目で比較!共通点や違いは?
13.1 サイズ
- Google Pixel 9 Pro Fold:高さ155.2mm、幅77.1mm(折りたたみ状態)/150.2mm(広げた状態)、厚さ10.5mm(折りたたみ状態)/5.1mm(広げた状態)
- Google Pixel Fold(初代):高さ139.7mm、幅79.5mm(折りたたみ状態)/158.7mm(広げた状態)、厚さ12.1mm(折りたたみ状態)/5.8mm(広げた状態)
新型の9 Pro Foldになって、縦に約15mmほど長くなりました。一方幅は初代より少しスリムになり、厚さも薄くなっています。
13.2 重さ
- Google Pixel 9 Pro Fold:257g
- Google Pixel Fold(初代):283g
新型になって26gも軽量化しました。
13.3 バッテリー
- Google Pixel 9 Pro Fold:4650mAh
- Google Pixel Fold(初代):4821mAh
バッテリー容量は大差ありませんが、新型の方が少なくなっています。
13.4 OS
- Google Pixel 9 Pro Fold:Android 14
- Google Pixel Fold(初代):Android 13
13.5 CPU
- Google Pixel 9 Pro Fold:Google Tensor G4 Titan M2 セキュリティ コプロセッサ
- Google Pixel Fold(初代):Google Tensor G2 Titan M2 セキュリティ コプロセッサ
新型は2世代新しいCPUとなり、処理性能がブラッシュアップされています。
13.6 メモリ・ストレージ
- Google Pixel 9 Pro Fold:16GB/256・512GB(RAM/ROM)
- Google Pixel Fold(初代):12GB/256・512GB(RAM/ROM)
ストレージの設定に変わりはありません。メモリについては新型の9 Pro Foldが4GB多い容量になっている分、潜在的な処理能力は高めといえます。
ただしスマホにおけるメモリ12GBはハイスペックの部類に入るため、初代のパフォーマンスにも相応の期待が持てます。
13.7 ディスプレイ
- Google Pixel 9 Pro Fold:6.3インチ(アウター ディスプレイ)、8インチ(インナー ディスプレイ)
- Google Pixel Fold(初代):5.8インチ(アウター ディスプレイ)、7.6インチ(インナー ディスプレイ)
ディスプレイは、新型の方が少しだけ大きくなっています。また初代はインナーディスプレイのアスペクト比が6:5と横に長いのに対し、新型はほぼ1:1と正方形に近くなりました。
13.8 カメラ
- Google Pixel 9 Pro Fold:背面(48MP広角、10.5MPウルトラワイド、10.8MP望遠カメラ光学ズーム5倍)、前面(10MP)、インナーカメラ(10MP)
- Google Pixel Fold(初代):背面(48MP広角、10.8MPウルトラワイド、10.8MP望遠カメラ光学ズーム5倍)、前面(9.5MP)、インナーカメラ(8MP)
カメラは、背面に3つと前面に1つ、インナーカメラの合計5つで同じ構成です。両機種の背面の超広角カメラと、前面、インナーカメラの画素数にわずかな違いがあるほか、画角に差異もありますが、基本的な構成に大差はないようです。
ただし9 Pro Foldには「一緒に写る」「マクロフォーカス」「こっちを見て」「動画ブースト」「音声消しゴムマジック」などの機能が追加されており、機能性が高まっています。
13.9 防水/防塵
- Google Pixel 9 Pro Fold:IPX8
- Google Pixel Fold(初代):IPX8
13.10 おサイフケータイ
- Google Pixel 9 Pro Fold:対応
- Google Pixel Fold(初代):対応
13.11 生体認証
- Google Pixel 9 Pro Fold:指紋/顔認証
- Google Pixel Fold(初代):ディスプレイ指紋認証/顔認証
14. Google Pixel 9 Pro FoldとGoogle Pixel Fold(初代)を要チェック
今回は、Google Pixel 9 Pro FoldとGoogle Pixel Fold(初代)を紹介してきました。CPU性能やディスプレイ仕様をはじめいくらかの変更点がありますが、両機種とも折りたたみスマホの機能性の良さを感じられる端末です。
各機種のおすすめユーザーをご紹介すると、以下の通りです。
14.1 Google Pixel 9 Pro Foldがおすすめのユーザー
- 処理性能がより高速なハイパフォーマンススマホが欲しい方
- ディスプレイ性能や没入感がより高いモデルが欲しい方
14.2 Google Pixel Fold(初代)がおすすめのユーザー
- Googleの折りたたみスマホをより安価に購入した方
- 横長のインナーディスプレイが好みの方
価格やこだわりたいポイントを比較考量した上で、最終候補を決めてはいかがでしょうか。
参考資料
- Googleストア「Google Pixel 9 Pro Fold」
- Googleストア「Google 初の折りたたみスマホ「Google Pixel Fold」が、折りたたみ初心者にも上級者にもおすすめな理由」
- docomo「Google Pixel 9 Pro Fold」
- au「Google Pixel 9 Pro Fold」
- ソフトバンク「Google Pixel 9 Pro Fold」
- 価格.com「Google Pixel Fold(初代)」
LIMO編集部