春。気分が高揚する季節の到来ですね。

庭や花壇、プランターでお花を育てて楽しむのはもちろん、美しく咲いた花をカッティングしてお部屋で愛でるのもガーデニングの魅力のひとつです。

今回は、新しい季節を迎えてワクワクする暮らしに寄り添ってくれる、色とりどりの花々を参考価格とともにご紹介します。

1. 【一年草】春ガーデンに咲く花をオシャレな切り花で楽しむ「トルコギキョウ&ハナビシソウ」

1.1 トルコギキョウ

トルコギキョウ Eustoma/リンドウ科

ピンクのトルコギキョウの花。

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  • 学名:Eustoma
  • 科名:リンドウ科
  • 形態: 一年草
  • 草丈:20~120cm程度
  • 開花期:3~6月ごろ

バリエーション豊かで人気の高さを誇るトルコギキョウ。幾重にも重なったやわらかな花弁がバラを思わせるような八重種や大輪のフリル咲き種など、絢爛豪華なものも豊富です。

スッと伸びた茎に花をつけるので、長めに切って切り花にするのに向いています。まとめて花瓶に挿すと、お部屋の中がとても華やいだ雰囲気になります。

強い霜が降りなくなったらできるだけ早く苗を植えつけて、開花期までに大きな株に育てましょう。植えつけ後はたっぷり水をやり、その後の生長をよくするのがポイントです。

※参考価格:200~500円(3号ポット苗)

1.2 ハナビシソウ

ハナビシソウ Eschscholzia californica/ケシ科

ハナビシソウ(カリフォルニアポピー)の花が咲いている。色はオレンジ、黄色、白。

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  • 学名:Eschscholzia californica
  • 科名:ケシ科
  • 形態: 一年草(原産地では多年草)
  • 草丈・樹高:20~60cm程度
  • 開花期:4月中旬~6月

輝くような鮮やかなオレンジ色の花がパッと目立つハナビシソウ。公園や公共スペースなどの広い空間にも植えられていて、青空とのコントラストが美しく映えるじゅうたんのようになります。

大きく空を向かうように咲く花は、太陽とともに開き、夕方には閉じる性質があります。忙しいシーズンである春、規則正しい生活をしようと心がけるきっかけをくれそうですね。

育てやすいのですが高温期の多湿に弱いので、日本では一年草として扱われます。水はけと日当たりがよいと、こぼれ種で自然にふえて毎年咲いてくれます。

※参考価格:200~500円(3号ポット苗)