年末年始の休暇も終わり、新年が始まりました。

新年のはじまりに新たな目標を掲げるなかで、貯蓄目標を設定した人もいるのではないでしょうか。

貯蓄目標の達成において鍵となるのは、将来を見据えた長期的な計画です。老後に必要な資金を逆算することで、具体的な貯蓄目標を立てやすくなります。

そこでこの記事では、金融広報中央委員会の資料に基づき、60歳代以上かつ2人以上の世帯の貯蓄額に焦点を当てて探ってみましょう。

1. 【60歳代・二人以上世帯】貯蓄300万円以上~400万円未満は何パーセントか

60歳代・二人以上世帯で「貯蓄300万円以上~400万円未満」を達成している人はどれくらいいるのでしょうか。

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」より、60歳代の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。

出所:金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」をもとにLIMO編集部作成

1.1 【60歳代・二人以上世帯】の貯蓄300万円~400万円未満の割合

  • 3.2%

1.2 【60歳代・二人以上世帯】の貯蓄400万円未満の割合

  • 38.9%

1.3 【60歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値

  • 平均:1819万円
  • 中央値:700万円

貯蓄300万円~400万円未満は1割未満、貯蓄400万円未満でみると約4割となりました。