海洋国家の日本と、サーモンなどの水産物が有名なノルウェー。水産物生産量が多いのは、どちらの国かご存知でしょうか。

今回、アンケートを取ったところ、日本人の4割が知らないという事実が判明しました。

記事後半では、日本とノルウェーのGDP(国内総生産)などを紹介します。

1. 日本とノルウェーの水産物生産量についてアンケート

LIMO編集部が全国の10代〜60代の男女270名を対象に、「日本とノルウェー、水産物生産量が多いのはどちらの国でしょうか」というアンケートを取ったところ、全体の40%が「日本」と回答。

「ノルウェー」と回答したのは、全体の60%になりました。

ノルウェーは38.6万平方キロメートルと、日本とほぼ同じ国土を有していますが、人口は約525万人。兵庫県と変わらない人口となっています。首都のオスロには、約71万人が暮らしています。

2. 日本とノルウェー、水産物生産量を比較

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出所:総務省統計局『世界の統計2023』を参考に筆者作成

日本の2020年・水産物生産量(漁獲・養殖)は、約421万トンで養殖が約99万トンとなっています。ノルウェーは約409万トンで、養殖が約149万トン。2020年時点では日本の方が多いのですが…。

2021年の水産物生産量を見てみると、日本は約417万トン。一方のノルウェーは約422万トンなので、逆転していることが分かります。

ノルウェーの水産物生産量は増加していますが、日本は1984年の1282万トンをピークに、ゆるやかな減少傾向。2022年には、過去最低の385万トンを記録しています。

3. 日本の水産物生産量が減少した理由

日本の水産物生産量が減少した理由として、遠洋・沖合漁業の減少があげられます。日本の漁業は第2次世界大戦後、沿岸から沖合へ、沖合から遠洋へと漁場を拡大することで発展しました。

しかし、昭和50年代には、沿岸から200海里(約370km)の水域で外国船は勝手に入って漁をしてはいけない、というルール設定を世界各国が次々と行い、遠洋漁業が難しくなっていきました。

その結果、遠洋漁業の生産量は、漁船漁業全体の4割を締めていましたが、平成以降は1割ほどに…。

漁業で働く人の減少も問題となっています。2018年、漁業で働く人は15万1701人で、65歳以上がもっとも多くなっています。漁業で働く人の数は、平成期の30年間で61%も減少しているのです。

4. 両国のGDPを比較

最後に両国のGDPを見てみましょう。

日本のGDPは約562兆円(2022年)に対して、ノルウェーは約82兆(2022年)なので、日本の方が5倍以上高い数値になっています。

しかし、1人当たりのGNI(国民総所得)ではノルウェー9万5510ドル、日本4万2440万ドルと倍以上の差をつけられているのです。

今回は日本とノルウェーについて比較しました。

4.1 調査概要

  • 調査日:2023年11月13日
  • 調査人数:270人(全国の10代~60代の男女)

参考資料