楽天証券の口座と楽天銀行の口座を連携するサービスである、マネーブリッジ。
便利かつお得に利用したいなら利用を検討している方も多いのではないでしょうか。
今回は、楽天証券のマネーブリッジにデメリットはあるか、メリットやカード決済とどっちがお得かも併せて解説していきます。
当記事を参考に、楽天証券の口座開設を検討してみてください。
1. 楽天証券のマネーブリッジのデメリット
マネーブリッジのデメリットとしては、残高不足の可能性です。
マネーブリッジを設定して自動入出金(スイープ)機能を使っていると、楽天証券での取引によって楽天銀行の残高が自動的に資金移動します。
そのため、楽天銀行の残高が思ったより減ってしまったという事象が起こる可能性があります。
楽天証券の口座残高が足りない場合、楽天銀行の口座から資金が自動に補填されるためです。
2. 楽天証券のマネーブリッジのメリット
楽天証券のマネーブリッジのメリットは以下のとおりです。
- 楽天銀行の普通預金が優遇金利が適用
- 自動入出金(スイープ)が便利かつ手数料無料
- ハッピープログラムを通じて楽天ポイントやレベルが付与
- 残高表示サービス
- 投資あんしんサービス
- らくらく入出金
順番に開設していきます。
メリット1:楽天銀行の普通預金が優遇金利が適用
楽天銀行の普通預金に優遇金利が適用されます。
300万円以下は年0.1%(税引後年0.079%)、300万円超は、年0.04%(税引後年0.031%)の優遇金利が適用されます。
メリット2:自動入出金(スイープ)が便利かつ手数料無料
自動入出金(スイープ)を設定すると、証券口座へ入出金の都度、銀行にログインが不要になります。
入出金がスムーズで、入出金時の手数料は無料です。
メリット3:ハッピープログラムを通じて楽天ポイントやレベルが付与
楽天証券での取引に応じて、楽天銀行のハッピープログラムを通じて楽天ポイントやレベルが付与されます。
レベルと銀行の残高により楽天銀行のATM手数料無料回数アップなどの特典を受けられます。
メリット4:残高表示サービス
楽天証券のウェブサイトで、楽天銀行口座の普通預金残高が表示されます。
ウェブログイン後トップページや、らくらく入金ページで確認可能です。
楽天証券と楽天銀行の間の入出金をより行いやすくなります。
メリット5:投資あんしんサービス
楽天証券での取引において、預り金不足の解消や、信用保証金率の回復等が必要となる場合に、楽天銀行の円普通預金口座から楽天証券の口座に自動的に振替るサービスです。
信用取引口座を持っている人が対象となっています。
メリット6:らくらく入出金
手数料無料、原則24時間、リアルタイムで資金移動が可能です。
「できるだけスムーズに、できるだけ安く、入金を行いたい場合に魅力的です。
3. カード決済のメリットとデメリット
ここからは、カード決済のメリットとデメリットと解説していきます。
マネーブリッジとカード決済どっちがお得か、悩んでいる人は参考にしてみてください。
3.1 カード決済のメリット
カード決済のメリットは以下のとおりです。
- 楽天ポイントが貯まる
- ポイント投資が可能
- 証券口座の残高不足を気にする必要がない
順番に解説していきます。
メリット1:楽天ポイントが貯まる
カード決済の最大のメリットは、楽天ポイントが貯まることです。
年会費無料の通常の楽天カードの場合でも、最低でも0.50%の還元を受けられます。
- 代行手数料年0.4%以上:1.0%
- 代行手数料年0.4%未満:0.50%
メリット2:ポイント投資が可能
貯めた、楽天ポイントは楽天グループのサービスで利用できるほか、ポイント投資にも利用できます。
貯めたポイントで投資商品を購入できます。
投資信託や日本株・米国株などが対象となっています。
メリット3:証券口座の残高不足を気にする必要がない
クレジットカード決済を選択した場合、楽天カードで決済し、楽天カードと紐づけている口座から決済代金が引き落とされます。
そのため、証券口座の残高がない場合でも注文できます。
3.2 カード決済のデメリット
カード決済のデメリットは以下のとおりです。
- 投資できる商品に限りがある
- 買い付け日が固定
- 月5万円までの上限がある
順番に解説していきます。
デメリット1:投資できる商品に限りがある
楽天証券でクレジットカード決済が使えるのは、以下のとおりです。
- 投資信託の積立
- 金・プラチナ・銀の積立
その他の投資をしたい人にとってはデメリットに感じるかもしれません。
デメリット2:買い付け日が固定
楽天証券では、証券口座からの引き落としなら買付日(積立日)を毎月1日~28日の中で選べます。
月1回ではなく毎日の積立も選択可能となっています。
ただし、カード決済にすると買付日や積立頻度については選べません。
買付日は毎月1日もしくは毎月8日となり、カード決済での積立を始めたタイミングによって異なります。
また、積立頻度は月1回のみとなっています。
デメリット3:月5万円までの上限がある
楽天証券でクレジットカード決済できるのは、毎月100円~5万円までとなっています。
資金がある人でも無限にカード決済できるわけではありません。
4. マネーブリッジとカード決済とどっちがお得か
マネーブリッジとカード決済とどっちがお得かは、何に投資するかによって、異なります。
4.1 投信積立はカード決済がお得
投資信託の積立をするなら、ポイントが貯まりやすいカード決済がお得です。
マネーブリッジは証券口座からの支払いとなるため、決済額に対してポイントは付与されません。
4.2 国内株はマネーブリッジがお得
国内株に投資する場合は、カード決済が使えないので、マネーブリッジがお得です。
手数料に対してポイントが貯まって自動入金もできるマネーブリッジからの引き落としがお得です。
参考資料
MeChoice編集部
・楽天証券のマネーブリッジのデメリットは楽天銀行の残高に注意しなければならないこと
・楽天証券のマネーブリッジのメリットは「楽天銀行の普通預金が優遇金利が適用」「自動入出金(スイープ)が便利かつ手数料無料」など
・楽天証券は国内株はマネーブリッジはで、カード決済は投信積立に利用することでお得