本格的に梅雨の時期になりましたが、雨が多く降っている地域にお住まいの方は、大きな災害になることもありますので、特に注意してください。

事前に災害にあった時のために、防災用品の準備もしておくことが必要です。

梅雨末期の大雨も注意しないといけませんね。

さて、2023年5月に発表された家計調査を見てみると、貯蓄の動向に2極化の傾向が見られました。

若い時に収入が少なかったり、働いていなかった方もいるでしょう。

大きな支出などがあり、十分な貯蓄ができなかった方もいるかと思います。

貯蓄に差があることは今となっては仕方がないことですので、これから準備できることを考えましょう。

貯蓄の実態と「老後対策」について解説します。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

世帯主が65歳以上の世帯の貯蓄事情

総務省統計局「家計調査報告」より、二人以上の世帯のうち世帯主が65歳以上の世帯の貯蓄現在高の階級別の世帯分布を見ると、【図1】のようになっています。

【図1】世帯主が65歳以上の世帯の貯蓄事情

総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編) 2022年(令和4年)平均結果(二人以上の世帯)」

  • 100万円未満:7.8%
  • 100万円〜 :3.4%
  • 200万円〜 :3.2%
  • 300万円〜 :3.5%
  • 400万円〜 :3.3%
  • 500万円〜 :3.5%
  • 600万円〜 :2.8%
  • 700万円〜 :2.6%
  • 800万円〜 :3.4%
  • 900万円〜 :2.4%
  • 1000万円〜 :6.1%
  • 1200万円〜 :4.4%
  • 1400万円〜 :3.7%
  • 1600万円〜 :4.2%  
  • 1800万円〜 :3.2%
  • 2000万円〜 :8.3%  
  • 2500万円〜 :6.3%
  • 3000万円〜 :10.0%
  • 4000万円〜 :17.9%

 

貯蓄保有世帯の中央値:1677万円
平均値:2414万円

世帯割合の分布図を見ると、貯蓄3000万円以上の方は全体の27.9%と4分の1を占めています。

貯蓄現在高が多い方は、ある程度安心して生活することができるかと思いますが、貯蓄額が100万円以下の方も多いのが事実です。

収入があることでしっかりとした生活ができると思われますが、貯蓄以外にも確認する必要があります。それは、持ち家と年金額です。

持ち家があることで、住居費をある程度抑えることが可能です。

自宅があることでリフォームなどの費用がかかることもありますが、一般的に住居費が少なくて済みます。

年金についても、今までの働き方や保険料の納付実績によって年金額が違うため、毎月の年金額と不足額を確認することが必要です。