リアルすぎる「水」の鉛筆画が、ツイッター上で大きな話題となっています。

投稿したのは、色鉛筆画家の@Cocomaru_Sさん。

当ツイートは、2023年5月22日時点で3.3万件を超えるいいねを集めており、「えっ?!ホンモノ??」「普通に白黒写真かと思いました」「このままの勢いだとこぼれちゃいそう」など、驚きの声や感動の声が多数寄せられています。

※ツイート写真は【写真3枚】をご参照ください
※今回紹介するツイートは、投稿者様の許可を頂いております

鉛筆で描いたリアルすぎる「水」

「鉛筆で描いた水です!」というシンプルなコメントとともに投稿されたのは、ペットボトルの水をコップに注ぐ瞬間を収めた1枚の写真…ではなく絵でした。

ペットボトルから流れ落ちる水と、それを受けて波立つコップの水面の質感が見事に描かれており、写真と見間違えてしまうほどの鉛筆画となっています。

水・コップ・ペットボトルと、それぞれ材質の違う「透明なもの」を、鉛筆だけで表現していることに驚かされてしまいますね。

色鉛筆で描いたネコも話題に

今回作品が話題となった@Cocomaru_Sさんは、他にも鉛筆や色鉛筆で描いたリアルな作品をツイッターに多数投稿しています。

色鉛筆で描いた猫の絵が、タイ人向けメディアに取り上げられたことも。つぶらな瞳とぷっくりとした顔が最高にかわいいですよね。

出所:@Cocomaru_S

投稿されている作品はどれも、高い画力・写実力と豊かな表現力がダイレクトに伝わってくるような、素晴らしい絵となっています。

出所:@Cocomaru_S

制作は毎日コツコツ30時間

鉛筆画の達人の@Cocomaru_Sさんに、題材に「水」を選んだ経緯を聞くと、「えんぴつでいろんな物を描いてたんですが、動きのある物は描いたことがなかったので、すごく身近な水を選びました」と答えてくれました。

作品の完成までにかかった時間については、「30時間ぐらいかかったと思います」とのこと。集中力があまり続かなく、毎日1〜2時間、少しずつ描き進めたのだそう。

細部に集中しなければならない都合上、描いている途中にどこを描いているのかよく分からず、「迷子」になってしまったことがあったといいます。「描いてると少しずつ水の雰囲気が出てくるので楽しくなってきます!」とも話してくれました。

思っていた以上に水の透明感が出せた

取材の最後、今回の作品のお気に入りポイントについて伺うと、「ペットボトルから水が出る部分ですね」との回答。

水で歪んだペットボトルの口が上手く描けずに苦戦したことから、描けた時にはすごく嬉しくなったとか。「思っていた以上に水の透明感が出せたところ」も、気に入っている点なのだそうです。

いかがだったでしょうか。今回はツイッターで話題の、リアルすぎる水の鉛筆画について紹介しました。

@Cocomaru_Sさんは他にもツイッターアカウントに作品を多数投稿しており、『超絶リアルな色鉛筆画のテクニック』という本も出版しています。気になった方は、ぜひチェックしてみてください。

参考資料

小野田 裕太