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(初公開日:2022年5月6日)

コロナ禍で迎えるゴールデンウィークは今年で3回目。コロナ前は長期連休で海外旅行をしていた方も、気軽に海外旅行ができるのはちょっと先になりそうですね。

なかなかお金を使う機会がないという方は、この機会に「お金を貯める」を意識してみるのもいいかもしれません。

今回は金融機関で勤務経験があり、富裕層の方と接してきた筆者が、富裕層が無意識に実践している行動を3つお伝えしていきます。

派手なイメージがある富裕層の方ですが、実はお金に対してはケチと思われることもしばしば。富裕層の行動を知り、ご自身の日頃の行動を少し変えるだけで、少し富裕層に近づけるかもしれません。

1. 富裕層とは?

富裕層とはどのような方を指すのでしょうか。富裕層の定義として多く用いられるのが、野村総合研究所のデータになります。

出所:野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計」

このデータによると「富裕層」は1億円以上5億円未満の純金融資産保有額がある世帯。「準富裕層」は資産が5000万円以上1億未満、「超富裕層」は5億円以上となります。

全体から見ると富裕層以上は約2%です。

それではここから、その上位2%の方々が無意識に実践する行動をお伝えしていきます。

2. 行動①無駄なお金は払わない

富裕層の方はお金に対してシビアな方が多いです。お金を使うときは本当に必要か考え、必要な物には惜しみなくお金を使う一方、必要ないものには1円も払いません。

例えば、ATMの時間外手数料など、無駄な費用を極力払わないように工夫されている方が多いです。

富裕層と聞くときらびやかでブランドで身を固めているようなイメージがありますが、ユニクロを好まれたりと、服装からは富裕層に見えないような方もいらっしゃいます。

また、「セール」という言葉を聞くと、必要がなくても何かいいものがあるか見てみよう、と思う方も多いかもしれません。私も経験がありますが、セールで買ったものは後から考えると特に必要ないものが多く結局一度も使わないこともありますよね。

富裕層の方々は、お金に対する価値観が定まっているため、買い物で失敗をするということが少ない印象があります。

3. 行動②時間を大切にする

「Time is money」とよく言われますが、お金を稼ぐ富裕層の方々はよりその感覚が強いと言えます。

富裕層の中には代々資産家という方もいますが、身を粉にして働き一世代で富を築いた方もいらっしゃいます。そのような方は時間が生み出す価値を知っているので、時間を無駄にするのを嫌います。

時間を生み出す為のコストであれば、富裕層の方は惜しみなく費やします。例えば、会社への通勤時間短縮の為に、都内の一等地に家を購入することや、移動にタクシーを使うことは無駄な出費にあたりません。

浮いた時間で商談の時間や、家族や友人と過ごす時間を増やせることは、富裕層にとってお金以上に価値のあることといえます。

4. 行動③健康を大切にする

富裕層が大切にするもの3つ目は「健康」です。健康であることで、いい仕事もでき、プライベートをより楽しむことができます。富裕層の方とお話をしていると、健康的な方が多く、実年齢より若くみえるということがよくあります。

お金や時間の管理が得意な富裕層の方々にとって、健康も自己管理の1つとなります。

寝不足だと集中力も落ち、求めていた成果が得られないこともありますよね。体を壊して仕事ができなくなる場合のデメリットも十分に理解されているので、どんなに忙しくても健康と仕事のバランスは取るという方が富裕層には特に多いです。
不健康でいると治療費もかかるので、健康でいることが一番お金を無駄にしない方法ですね。

5. まとめにかえて

富裕層が無意識のうちに行動する3選をみてきました。どれも、私達でもすぐに取り入れることができるものばかりでしたね。

富裕層の方はお金、時間、健康に対する価値観がしっかりしているといえるでしょう。富裕層の行動をまねして、自分の価値観としていくことで、お金も貯まっていきそうですね。

参考資料

グイン 安季子