建築会社選びで後悔したこと

ここでは、愛知県の30代ご夫婦が建築会社選びで後悔したことを紹介します。

建築会社の対応が悪かった

「下請け会社の対応が悪かったため、今もご近所トラブルが絶えません。もっと入念な打ち合わせをするべきでした」とご夫婦は言います。

公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターの「住宅相談統計年報2022」によると、2021年度における新築住宅などに関する新規電話相談件数は2万3994件で、2000年の業務開始以降最多でした。

出所:公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住宅相談統計年報2022」

新規電話相談のうち、「住宅のトラブルに関する相談」が61.5%を占めていました。

トラブルの相手は「新築時の施工業者」が59.9%と最も高い割合で、多くの方が建築会社とのトラブルに悩んでいることがわかります。

新築工事をするにはご近所の協力が必要です。建築会社が行う近隣あいさつや工事中の対応が悪いと、ご近所との関係悪化につながります。

こうした面からも、建築会社の見極めや事前の情報収集が重要です。

保証やアフターサービスがなかった

「建築会社にアフターサービスがないことを後から知りました。事前にもっと建築会社について調べておくべきでした」とご夫婦は言います。

建築会社には、新築住宅における構造上主要な部分や、雨水の浸入を防止する部分においては、10年間の保証が法律によって義務づけられています。

具体的には住宅の基礎・柱・壁・屋根などです。

また、水回りなどの設備は各メーカーが保証期間を設定しており、1〜2年が一般的です。

メーカーの長期保証サービスに加入すれば、10年間保証してもらえる場合があります。

しかし、その他住宅における軽微な不具合などの保証やアフターサービスは、建築会社によって大きく異なります。

保証やアフターサービスの内容は、契約前に確認しておきましょう。