つみたてNISAの運用シュミレーション
多くのメリットがあるつみたてNISAですが、最も気になるのは「どのくらい増えるの?」という点ではないでしょうか。
ここでは、金融庁の「資産運用シュミレーション」をもとに、月々3万円と5万円を積み立て運用した場合のシュミレーションをご紹介します。
新制度では月々10万円まで積み立てが可能になる
2023年までのつみたてNISAの年間投資枠は、上限40万円でした。月々に換算すると、3万3333円になります。
これが2024年からの新制度では、年間120万円まで拡大されます。月々では10万円です。
拠出できる金額は各世帯によって異なりますが、新制度によって、積み立て可能な金額が3万円から10万円まで拡大するため、より多くのメリットが受けられることになります。
月々3万円で運用した場合
月々3万円を、想定利回り(年率)3%で、10年間・20年間・30年間運用した場合でシュミレーションしてみます。
あくまでも期間中を年率3%で運用できた場合のシュミレーションでは、10年で59万2243円、20年で264万9060円、30年で668万2107円の収益です。
運用にはリスクもともなうため、この限りではありませんが、大きな利益を生み出すことが可能です。
なお、2023年までの現行制度では非課税保有期間は20年間が限度ですが、2024年からの新制度ではこれが無期限となります。上記の表のように、30年の保有も可能です。
月々5万円で運用した場合
月々5万円を積み立てた場合はどうでしょう。こちらもシュミレーションしてみます。
10年で98万7071円、20年で441万5100円、30年で1113万6844円の収益です。
月々5万円積み立てたほうが、月々3万円よりも運用による利益額は大きくなります。