年収500万円台と年収1000万円台の月の手取りはいくらか

激務で年収1000万円であれば、年収500万円のほうがいいという結果からも、ワークライフバランスを重視する若者が多いと考えられます。

憧れられることもある年収1000万円ですが、一方で制度によっては所得制限の対象となったり、また税金が高いこともあり、想像していたよりも生活が楽なわけではないという意見もあります。

一つの参考として、国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」の「第3表 給与階級別の総括表」を参考に、まずは年収500万円の月の手取り額の目安をみてみましょう。

出所:国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」をもとに筆者作成

年収500万円台の手取り

  • 平均年齢:45歳
  • 平均勤続年数:14.8年
  • 平均給料・手当:456万5000円
  • 平均賞与:91万2000円
  • 平均給与(年収):547万8000円

※参考:国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」

上記によると平均給料・手当の月額は約38万円です。個人差がありますが、社会保険料や税金等を引くと月の手取り額の目安はおよそ29万円前後でしょう。

次に年収1000万円です。

年収1000万円台の手取り

  • 平均年齢:51.6歳
  • 平均勤続年数:21.5年
  • 平均給料・手当:938万5000円
  • 平均賞与:245万2000円
  • 平均給与(年収):1183万7000円

※参考:国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」

上記によると平均給料・手当の月額は約78万2000円です。個人差がありますが、社会保険料や税金等を引くと月の手取り額の目安はおよそ57万円前後でしょう。

実際の手取り額は家族などにもよって異なりますが、やはり年収1000万円では余裕がある印象でした。

しかし高校無償化の所得制限の年収目安は約910万円~約1030万円などが対象となっており、所得制限にかかって受けられない制度もあります。

また、住んでいる地域や生活によっては思っていた以上に余裕がないご家庭も有るでしょう。