安くても優良な中古住宅を選ぶ3つのコツ
中古住宅は購入費用が安い反面、老朽化や耐久性などに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、安くても優良な中古住宅を見極める3つのコツを紹介していきます。しっかりコツを確認して、良い中古住宅を選びましょう。
1. 建物の状態をチェックする
建物の状態をしっかりチェックしておくことが大切です。中古住宅は、経年劣化していることが多いので、じっくり確認する必要があります。
内覧の際は、下記のポイントを重点的に見ておきましょう。
<外装のポイント>
- 外壁にひび割れやはがれがないか
- 基礎にひび割れはないか
- 給湯器の交換時期を確認
- 屋根に損傷やはがれがないか
<内装のポイント>
- 建具の取り付けに問題はないか
- 家が傾いていたりカビ臭かったりしないか
- 壁や天井のクロスに汚れや傷はないか
- 床にたわみや床鳴りはしないか
- 水回り設備の汚れや不具合はないか
- 建物の構造にシロアリの痕跡や腐食部分はないか
(床下点検口があればのぞいて確認)
もし気になる点があれば、購入を申し込む前に確認しておきましょう。不具合などが見つかれば、価格交渉をすることも可能です。
2. 住み心地や周辺環境についてヒアリングする
購入してから後悔することがないように、内覧の際には住み心地や周辺環境について売主にヒアリングしておくようにしましょう。
実際に住んでいた売主から聞ける生の情報は、非常に重要です。近隣にどのような方が住んでいるかや、スーパーなどの施設の利便性なども確認しておくと良いでしょう。
3. 専門家にインスペクションを依頼する
中古住宅の劣化や欠陥を判断するのは難しいと不安に感じる方も多いでしょう。そのような場合は、専門家に「インスペクション」を依頼することがおすすめです。
インスペクションとは、住宅の劣化や欠陥の有無、そしてリフォームの必要性などを客観的に調査してアドバイスをもらうことです。
2018年には中古住宅市場の活性化を目的に、中古住宅を仲介する不動産会社に対して、インスペクションについてと、実施したかどうかの説明が義務化されました。
このような背景から、今後インスペクションを利用する方が増えていくでしょう。
インスペクションを依頼すると、およそ5万円〜10万円前後の費用はかかりますが、購入後のトラブルや後悔の可能性が減るので安心です。