クリスマスローズの育て方のコツ

クリスマスローズはその可憐な花姿とはうらはらに、性質は強健で育てやすい花です。初心者もチャレンジしやすいので、ぜひ参考にしてみてください。

植え付け

クリスマスローズは、こぼれ種から発芽して育つほど生育が旺盛で、種から育てることも可能です。

ただし種からだと開花するのに最低でも2年はかかります。初心者はつぼみのついている開花株を購入しましょう。植え付けに適した時期は10月~3月です。

日当たり

強い日差しを嫌うので、半日陰で育てましょう。特に夏の強い日差しを受けると、葉焼けしたり枯れたりすることがあります。

地植えにする場合は落葉樹の根元に植えるのがオススメ。木の葉が夏の日差しを遮り、秋には葉を落として光を届けてくれます。初心者は季節によって置き場所を移動できる鉢植えから始めるとよいでしょう。

水やり

クリスマスローズは過湿が苦手です。土が湿っていると根腐れを起こして枯れることがあるので、乾燥ぎみに管理しましょう。

地植えの場合は真夏で晴天が続いたときに水をあげる程度で、基本的に水やりの必要はありません。鉢植えは生育期の10月~5月まで、表面の土が乾いたらたっぷり水を与えます。6月~9月は水やりを控えめにして、軒下に移動しておきましょう。

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肥料

植え付け時に元肥を施しておけば、年1~3回の追肥で十分です。

地植えでは年1回、生育期に入る10月に緩効性化成肥料を与えましょう。鉢植えは年3回で10月、12月、2月に肥料を施します。または冬~春にかけて薄めた液体肥料を月に2~3回程度与えてもよいでしょう。

クリスマスローズは肥料不足より、与え過ぎのほうが生育に影響を及ぼします。

葉のみが茂って花付きが悪くなったり、株が軟弱になって耐病性が低くなったりするので、必要以上に追肥しないように気をつけましょう。