同じ「明治大学付属」の名前がつく高校でも、駅から歩いて通う東中野と、スクールバスがある八王子では、通い方が違います。

学費の表を並べるだけでは見えない、払う時期や通学のお金、住む場所による支援の差まで調べました。

1. 【私立高校の学費】明治大学付属中野高校の学費

明治大学付属中野高校(東京都中野区)は、男子校です。

2027年度の一般入試の募集人員は男子約105名で、選抜日は2月12日です。学費は、公式サイトの「入試情報」に次のように載っています。

1.1 明治大学付属中野高校 学費

入学後の年額は、生徒会費やPTA会費を含めて84万7000円です。

教材費・行事費・学力テスト代などは別にかかります。

入学金・授業料・施設設備料で、金額が3年間変わらないと仮定すると次のとおりです。

  • 1年次:109万円
  • 2・3年次:81万円×2年=162万円
  • 3年間の合計:271万円

1.2 明治大学付属中野高校のお金を払う時期と通学

2027年度の一般入試の募集要項を見ると、お金が出ていく時期は次のとおりです。

  • 入学金28万円:合格発表(2月13日9時)のあとから2月14日12時まで。入学金の支払いには、ペイジーATMの現金払いは使えません。
  • 授業料など:入学後、預金口座振替で3期(5月・9月・1月)に分けて納めます。
  • 寄付金:学校法人中野学園の「みんなで」募金があり、金額は任意です。

学校は、JR中央・総武線と都営大江戸線の東中野駅から歩いて5分。

東京メトロ東西線の落合駅からも歩いて10分ほどです。

1.3 東京都に住んでいる場合の支援

国の就学支援金は、2026年度から所得制限がなくなり、私立高校(全日制)は年45万7200円が上限です。

東京都私学財団によると、都内に住む生徒には都の授業料軽減助成金(上限年4万3800円)が上乗せされ、国と合わせて最大で年50万1000円になります。

明治大学付属中野高校の授業料は年57万円なので、都内在住なら授業料の負担は年6万9000円まで下がる計算です。

ただし、支援の対象は授業料だけで、入学金や施設設備料は含まれません。

都内在住の入学者は、東京都私学財団の入学支度金貸付制度(無利息)も利用できると募集要項に書かれています。

2. 【私立高校の学費】明治大学付属八王子高校の学費

明治大学付属八王子高校(東京都八王子市)は、共学校です。2026年度の一般入試では、男女約80名の募集に429名が出願しました。

学費は、公式サイトの「学校案内」に次のように載っています。

2.1 明治大学付属八王子高校 入学金・授業料・その他(2026年度)

入学後の年額は84万5000円で、2・3年次は生徒会・PTAの入会金(8000円)を除いた額になります。

入学金・授業料・施設設備料で計算すると、1年次109万円、3年間の合計271万円で、明治大学付属中野高校と同じです。

2.2 明治大学付属八王子高校のお金を払う時期と通学

明治大学付属八王子高校の学校案内と募集要項には、通学にかかわる情報も載っています。

  • 入学金28万円:一般入試は2月12日9時から2月13日12時まで。推薦入試は1月24日9時から1月25日12時までです。
  • 授業料など:預金口座振替で3期(5月・9月・翌年1月)に分けて納めます。
  • スクールバス代:年19万2000円(2026年度、3期分納)。八王子駅と拝島駅から専用のバスが出ています。
  • 修学旅行(沖縄):約19万円(2025年度)。
  • 学力テスト代や教材費、Chromebookの費用などの「その他の諸費用」:1年19万5597円、2年12万7570円、3年10万8503円(2025年度)。

2026年度の在校生(高校)の住まいを見ると、東京23区が111名、八王子市が87名でした。

埼玉県からも、所沢市42名、さいたま市29名、川越市18名などが通っています。

スクールバス代を足すと、学費の年額は100万円を超えますね。

2.3 埼玉県・神奈川県に住んでいる場合の支援

埼玉県の「父母負担軽減事業補助金」は、埼玉県が認可した私立学校が対象です。

都内にある明治大学付属八王子高校に埼玉県から通う場合、受けられる授業料の支援は国の就学支援金(年45万7200円)だけになります。

授業料年57万円との差は年11万2800円で、都内在住の場合より4万3800円多く残ります。

神奈川県の学費補助金も、県が示す対象校一覧(2026年4月1日時点)に明治大学付属八王子高校の名前はありません。

なお、埼玉県在住で県外の学校に通う場合も、所得要件を満たせば「奨学のための給付金」を埼玉県学事課のホームページから申請できます。