海外のSNSには、保護された動物たちの様子や、その命を救おうとする人たちの活動を伝える「動物レスキュー」の投稿が数多く寄せられ、TikTokを中心に注目されています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、ジャンビで動物保護に取り組むJAMBI DOG LOVERさんのTikTokアカウント@jambidogloverの投稿。

投稿では、真夜中にはねられ、通報を受けた団体に助けられた犬が、「キスミス」と名付けられ、骨折した状態のまま団体のケアを受けていることが紹介されています。

執筆時点で1156回再生、約162件のいいね!を集めている本投稿。その中から、特に心に残るシーンやSNSでの反響を厳選してご紹介します。

あわせて、ペットフードや動物病院代など、家庭の年間支出についても、記事中で解説します。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【動けなくなっていた犬】真夜中にはねられ、庭で横たわっていたキスミス

動画の冒頭、木々の間の地面に横たわるキスミス1/2

動画の冒頭、木々の間の地面に横たわるキスミス

出所:@jambidoglover

投稿の説明文によると、キスミスは真夜中にはねられました。通報した女性は、痛みで鳴く犬の声を聞いたといいます。翌朝、女性が自宅の路地で犬の姿を見つけると、犬はゆっくりと這うようにして、下にある空き地の庭へ降りていったそうです。

その後、犬は朝から夕方まで、歩くことも動くこともできないまま、そこに横たわっていたと紹介されています。通報を受けた団体が駆けつけて助け、動画のテロップでは「はねられた犬、私たちはキスミスと名付けました」と伝えられています。

2. 【手術が難しい状況】自力のセラピーで、再び歩ける日を目指して

ほかの犬がそばに寄るなか、カメラに視線を向けるキスミス2/2

ほかの犬がそばに寄るなか、カメラに視線を向けるキスミス

出所:@jambidoglover

動画では、屋外の地面に横たわる姿のほか、室内の床で脚を伸ばして過ごす様子や、ほかの犬が近づく場面が映っています。

説明文によると、キスミスはいま団体のケアのもとにいます。骨折している状態のため、本来であれば手術が必要ですが、ジャンビの動物病院では対応ができず、手術を受けるにはパレンバンへ連れて行く必要があるそうです。ただ、費用の工面が難しく、団体の資金状況も厳しいことから、パレンバンへは連れて行かない可能性が高いと綴られています。

それでも団体は、キスミスがまた歩けるようになるよう、自分たちでセラピーに取り組んでいるといいます。投稿は、「みなさん、最善を祈ってください。私たちはすべてを完璧にできるわけではありませんが、最善を尽くしています」という言葉と、キスミスの回復を願う一文で結ばれています。

コメント欄では

  • 「キスミス、早く良くなってね。助けてくださってありがとうございます。すべてのことが順調に運びますように」
  • 「キスミスが早く回復して、あなたに奇跡が起きますように」
  • 「優しい方々、ありがとうございます。あの犬もきっと、自分を大切に思ってくれる人たちのために祈っているはずです」

など、キスミスの回復を願う声や、団体への感謝の声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで反響を呼んだワンちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回の投稿を読み解くなかで心に残ったのは、「すべてを完璧にはできないけれど、最善を尽くす」という団体の言葉でした。動物の保護の現場では、骨折のような大きなけがを負った動物がいても、地域の動物病院で対応できる治療や、団体が使える資金には限りがあるという現実があるのだと、あらためて考えさせられます。そのなかで、できる範囲のケアを重ね、「また歩けるように」と願い続けている姿勢が、コメント欄の温かな励ましにもつながっているのでしょう。もし愛犬が急に脚を引きずったり、体を動かそうとしなくなったりしたら、様子を見続けずに、早めに動物病院へ相談することをおすすめします。けがや病気の治療には、時に大きな医療費がかかります。この記事の後半で紹介する家計調査のデータも、迎えたあとの暮らしにかかるお金を考えるきっかけにしてみてください。今回いちばんお伝えしたいのは、思うように治療を進められない状況でも、寄り添おうとする人たちの存在が、一頭の犬の毎日を支えているということです。キスミスがまた自分の足で歩ける日が来ることを、心から願っています。

4. 公的統計で見る、ペットにかかるお金。家庭の年間支出はいくら?

保護された犬や猫を迎えることを考えたとき、気になるのが毎年のお金です。公的な統計では、一般の家庭がペットにどれくらい支出しているのでしょうか。

総務省統計局の「家計調査」(二人以上の世帯)によると、2025年の1世帯当たりの年間支出は、ペットフードが1万1170円、動物病院代が1万42円、「ペット・他のペット用品」が6231円、「他のペット関連サービス」が4721円でした。前年の2024年は、ペットフードが9957円、動物病院代が9572円で、どちらも増えています。この統計は、ペットを飼っていない世帯も含めた1世帯当たりの平均額で、飼い主だけの支出ではない点には注意が必要です。

平均額には飼っていない世帯も含まれるため、飼い主の実際の負担は、これより大きいと考えられます。迎える前に、毎年の支出の目安を考えておくとよいかもしれませんね。

参考資料