海外のSNSには、保護された動物たちの様子や、その命を救おうとする人たちの活動を伝える「動物レスキュー」の投稿が数多く寄せられ、Instagramを中心に注目されています。

LIMO編集部が今回取り上げるのは、動物にまつわる投稿を発信している海外のInstagramアカウント@pawforacause4の投稿。

「彼を手放すように言われた」というテロップで始まる映像では、車いすで雪や水辺の思い出を重ねてきた犬のコーダが、2年を経て自分の4本の足で歩く姿が紹介されています。

執筆時点で6981回再生、約411件のいいね!を集めている本投稿。その中から、特に心に残るシーンやSNSでの反響を厳選してご紹介します。

記事の後半では、犬・猫の平均寿命に関するデータも紹介します。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【「彼を手放すように言われた」】映像の冒頭で語られた言葉

ガラス越しに、赤いベストを着てじっと前を見つめるコーダ1/4

ガラス越しに、赤いベストを着てじっと前を見つめるコーダ

出所:@pawforacause4

投稿の映像は、「彼を手放すように言われた」というテロップから始まります。映っているのは、透明な仕切り越しに、赤いベストを着て上を見上げる犬の姿です。この犬の名前はコーダ。ただ、誰がどんな状況でこの言葉を告げたのかといった詳しい経緯は、投稿の文章には書かれていません。

続くテロップは「でも彼は、まだ生きることをやめていなかった」。投稿の文章では、この2年間を「戦い」と「適応」の日々だったと振り返っています。なお、コーダが車いすを使うことになった理由や、これまでの治療の詳細については、投稿の中で触れられていません。

2. 【車いすで重ねた思い出】雪遊びや水辺の散歩も

車いすを着けて、緑の公園を進むコーダ2/4

車いすを着けて、緑の公園を進むコーダ

出所:@pawforacause4

映像が「だから私たちは、思い出を作り続けた」というテロップに切り替わると、車いすを着けて道や公園を進むコーダの姿が次々に登場します。投稿の文章によると、この間には、車いすでの冒険、雪玉遊び、浜辺での一日、そして数えきれないほどの棒探しがあったといいます。どんなときも、コーダの生きる力が色あせることはなかったとつづられています。

映像には、雪の上を進む様子や、棒をくわえた様子、赤いサンタ帽をかぶって笑顔を見せる様子も映し出されています。

3. 【自分の4本の足で歩く今】投稿に添えられたメッセージ

自分の足で道を歩くコーダ3/4

自分の足で道を歩くコーダ

出所:@pawforacause4

「そしてその途中で…」というテロップのあと、映像は「彼は再び自分の足を見つけた」という言葉とともに、道を歩くコーダの姿を映します。投稿の文章では、「今日、彼は再び自分の4本の足で歩いている」と紹介されています。

ただし投稿は、「彼の歩みは、かつてとは違って見えるかもしれない」とも述べており、完全に元どおりになったとは書いていません。それでも、生きることへの愛は変わっていないと強調しています。

湖の浅瀬で過ごすコーダ4/4

湖の浅瀬で過ごすコーダ

出所:@pawforacause4

映像の最後には、湖の浅瀬でカメラのほうを向くコーダの姿が映ります。投稿は「最も大きな勝利とは、元の状態に戻ることだけではない。自分がどこまで行けるのかを知ることでもある」という趣旨の言葉と、「コーダ、あなたは、希望にはもう一度チャンスを与える価値があるという生きた証」というメッセージで結ばれています。

コメント欄では

  • 「素晴らしい。この子のことを、本当にありがとう」
  • 「なんて美しい犬なの。この子を愛してくれてありがとう」
  • 「素晴らしい!この子にこれからも、美しい思い出と日々がたくさん訪れますように」

など、コーダの歩みを祝福する声や、これからを願う声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

4. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回、映像の冒頭に出てくる「彼を手放すように言われた」というテロップを見て、まず胸がきゅっとなりました。しかしその直後に続くのは「でも彼は、まだ生きることをやめていなかった」という言葉で、車いすを使いながら雪や水辺へ出かけ、棒をくわえて笑うコーダの姿が次々に映し出されます。リサーチの中で特に印象に残ったのは、投稿に添えられた「元の状態に戻ることだけが勝利ではなく、どこまで行けるかを知ることもまた勝利」という趣旨の言葉でした。歩み方が以前と違っても、犬の「生きる楽しさ」は変わらない。そのことを、コーダの表情が何より雄弁に伝えているように感じます。もし身近な犬が車いすなどの補助具を使うことになったら、段差や路面の状態など、その子に合った環境づくりについて、かかりつけの獣医師に相談してみてください。この記事で一番お伝えしたいのは、日々の小さな楽しみを重ねることの大切さです。犬と過ごせる時間には限りがあるからこそ、一緒に過ごす一日一日を大切にしたい。そんな思いから、記事の最後では犬・猫の平均寿命のデータも紹介しています。

5. 迎えたら、長い時間をともに。犬・猫の平均寿命は何歳?

保護された命を迎えるということは、その先の長い時間を、ともに過ごすということでもあります。犬や猫は、どれくらい生きるのでしょうか。

アニコム ホールディングスが2025年12月に公開した「アニコム 家庭どうぶつ白書2025」によると、平均寿命は犬が14.1歳、猫が14.5歳でした。犬種別ではトイ・プードル、猫種別では日本猫が、ともに15.3歳で1位です。この数値は、アニコム損保のペット保険の契約データから、2023年度の各年齢での契約頭数と死亡解約の頭数をもとに作った生命表(0歳時点の平均余命)によるものです。

平均寿命が14歳を超えるということは、迎えたあとの暮らしが10年以上続くということです。迎える前に、その長さを思い描いておくと、備えやすくなるかもしれませんね。

参考資料