ここ数年トレンドと言われ続けている“オーバーサイズ”。中でも、肩が落ちるような見え方の“ドロップショルダー”はすっかり定着した感があります。ただ、一歩間違えるとだらしなく見えてしまいそう。「いまだに取り入れづらい」という方は少なくないのでは?

大人が着る前提として、やはり上品さは必要不可欠。そこで今回は「ただデカイ」だけではないオーバーサイズのコートを3品ご紹介します。

“オーバーサイズ”はパターンと素材にこだわりを

〈NO CONTROL AIR〉のコートは大胆に落ちた肩のラインに加え、たっぷり取られた身幅が特徴的。まさにオーバーサイズの魅力を存分に味わえる一着です。それでいて、だらしない印象が一切ないのはパターンと素材にこだわっているからこそ。

広い身頃とは対照的に、アームホールをやや細めにすることでバランスを取っています。スーパー100'sのウールメルトンをぜいたくに使った生地も、適度なツヤ感があって上品。画像のようにパーカーを中に着込んでも子供っぽくならないのが◎

これぞ「お値段以上」のコートです

ヨーロッパのワークコートをモチーフにして、上質な国産ウールを用いて国内工場で仕上げた〈weac〉のコート。「え、それでこの値段?」と思った人も少なくないのでは?

それもそのはず、ブランド側曰く「完全に値段設定を間違えた」そう。同ブランドの意図を汲んでユーロワークを気取るなら、カバーオールを中に着込んでも洒落ているかと。

こんな丈のコートを探してた

ロングコートは避けてきたけど、そろそろ挑戦してみたい。そんな方には〈LIVING CONCEPT〉のチェスターコートがおすすめです。長すぎず、短すぎずのミドル丈は様々なパンツと相性がいいので、着慣れない人でも使いやすいはず。

提案スタッフによると「ワイドパンツとの相性もいい」。身幅はたっぷりと取られているので、厚手のニットを重ね着してもかさばりません。雰囲気のあるブラウンだけでなく、ベーシックなネイビーもぜひチェックを。

あとがき

そもそもジャケットなどの上からも羽織れることを旨とされているのがオーバーコート。“オーバーサイズ”との相性も抜群です。意外とハードルは高くないので、「お手持ちのコートがちょっとマンネリ気味…」という方はぜひ取り入れてみてください。

FACY