地震の多い日本では、子どもの頃から避難訓練を経験する人も多いはずです。けれど、地震にあまりなじみのない国から来た人にとっては、どれも初めての体験かもしれません。
10万回を超えて再生されている@samuraiflagさんのYouTube動画で、初来日の2人が東京・池袋の防災センターを訪れています。
1. 【防災センターで体験】救急救命士について学ぶ女性が、応急手当から地震の揺れまで
救急救命士について学んでいるゲストの女性は、確かな知識や自信につながることなら何でも学びたいと意欲を見せます。施設では、しっかりした靴に履き替えて体験の準備を整えました。
AEDのコーナーでは、女性が使い方を確認。続く地震の体験では、揺れが強いと立っていられないため、係の人から身を守る姿勢を教わってから揺れを体験しました。
体験を終えた男性は、日本の人々は自分たちとはまったく違う環境で暮らしていると感じたそうで、こうした自然災害に慣れていなかった自分たちにとって、すごく良い体験になったと振り返ります。
女性も、地震が起こる仕組みが分かって「とても勉強になったわ」と話し、日本にこんなにたくさんのプレートがあるとは知らなかったと驚いていました。最後は「ここに連れてきてくれて本当にありがとう」と笑顔を見せていました。
コメント欄には「こういう施設を外国の方々にもっと知ってもらいたいし利用していただきたい。」という声も寄せられていました。
@samuraiflagさん、ご協力ありがとうございました!
2. 9月1日はなぜ「防災の日」?
毎年9月1日は「防災の日」です。
1923年(大正12年)9月1日に関東大震災が起きたことにちなんでいます。
この時期には、学校や職場、地域などで防災訓練が行われることも多いです。
初めての日本で、防災について学ぶ時間を過ごした2人。旅で日本を訪れる人が滞在の土台として使うお金にも、目を向けてみます。
3. 7-9月に訪日客が宿に支払ったお金は7778億円、費目別で最大
2026年7月から9月の旅行消費額を項目ごとに分けた観光庁の1次速報(インバウンド消費動向調査)で、最も大きいのは宿泊費の7778億円でした。
クルーズ客を除いた一般客に限ると、泊まる場所への支払いは1人当たり8万2523円です。
旅の拠点となる宿で過ごしながら、観光地をめぐるだけでなく、日本の文化や暮らしを知る施設を訪れる旅行者もいます。
展示や体験を通して日本を知る場所は、旅行者にどう受け止められているのでしょうか。
4. 展示や体験で日本を知る、美術館・博物館等を訪れた旅行者の満足度は93.9%
観光庁の年次報告書(2025年)で旅の中身をたどると、展示を見学する「美術館・博物館等」の利用は36.0%。足を運んだ人の93.9%が満足と回答しています。
次の来日でも行きたいと考える人は24.7%でした。
展示を見たり体験したりしながら日本について学べる施設は、旅行者にとっても思い出に残る場所になっているようです。
動画の女性が「どうやって地震が起こるのかわかったしとても勉強になったわ」と話していたように、日本を知る体験は、旅の楽しみとともに、いざというときの備えにもつながっているのかもしれません。
5. 著者からの一言コメント
参考資料
- @samuraiflag
- 観光庁「【インバウンド消費動向調査】2026年7-9月期の調査結果(1次速報)の概要」
- 観光庁「訪日外国人の消費動向 インバウンド消費動向調査結果及び分析 2025年 年次報告書」
小野 温子
