寝る前にさっぱりしたいか、朝に目を覚ましたいか。一日のどこでお風呂に入るかは、育った国によって大きく分かれるようです。
@mrfuji_from_japanさんのTikTok動画は50万回を超えて再生され、アメリカとインドから来た男性が、それぞれの国の常識を明かしています。
1. 【お風呂は朝?夜?】「アメリカは朝入る人が圧倒的に多いと思う」
アメリカ出身の男性は「日本人はさ、絶対夜お風呂入るじゃん」と切り出し、「アメリカは朝入る人が圧倒的に多いと思う」と続けます。それでも、日本で暮らすうちに自分も夜に入るようになってきたそうです。
インド出身の男性は、インドでは夜にシャワーを浴びないと話し、日本に来て驚いたといいます。インドには、夜にシャワーを浴びると風邪をひくという考え方があるのだとか。
アメリカ出身の男性は、以前は朝に入って髪型を整える感覚だったため、夜に入ると寝癖をどう直せばいいのか分からなかったと振り返ります。今では、1日生活して汗をかいたまま寝ることに抵抗を感じるようになったそうです。
一方、インド出身の男性は、インド人は必ず朝にシャワーを浴びるとしたうえで、日本ではどちらにも合わせようとして、朝と夜の1日2回浴びていると笑っていました。
コメント欄には「日中ついた汚れをその日のうちに取らないと布団に入りたくないけど…世界じゃ少数派なのか」という声も寄せられていました。
@mrfuji_from_japanさん、ご協力ありがとうございました!
2. 日本のお風呂、湯船の前に体を洗うのはなぜ?
日本の家庭のお風呂では、湯船につかる前に、洗い場で体を洗うのが一般的です。
湯船のお湯を家族で順番に使うことが多いため、お湯をきれいに保つ工夫といわれています。
温泉や銭湯でも、入る前にかけ湯をしたり体を洗ったりするのがマナーとされています。
日本で暮らすうちに、夜にお風呂に入る習慣がすっかり身についた2人。旅行で日本に来るインドの人は、どんな滞在をしているのでしょう。
3. 18泊を超えるインドの旅行者、宿代に1人12万1795円
インドから日本にやってきた旅行者(クルーズ客を除く)は、2026年7-9月期の観光庁の1次速報で平均18.2泊。国籍・地域を合わせた平均の10.3泊と比べ、長めの滞在です。
泊まる場所に支払った宿泊費は1人当たり12万1795円、移動に使った交通費は2万8975円でした。
長く滞在する旅行者にとって、毎日の入浴やシャワーは旅の疲れをいやす大切な時間です。
動画の男性のように、日本を生活の場にしているインドの人もいて、その数は2026年6月末の出入国在留管理庁の速報値で6万1344人に達しています。
4. 旅行者の温泉入浴は満足度94.6%、また入りたい人は51.4%
旅の中で「温泉入浴」を楽しんだ人は、2025年の訪日客全体の27.0%。観光庁の年次報告書にまとめられた、滞在中の行動の一つです。
入った人の94.6%が「満足した」と回答。さらに、次の旅で入りたいという人は51.4%と、今回入った人の割合を大きく上回っています。
湯船にゆっくりつかる日本のお風呂の文化は、旅で訪れる人にとっても魅力の一つになっているようです。
動画の男性たちが、日本で暮らすうちに夜にお風呂やシャワーを済ませるようになったと話していたように、毎日の入浴の習慣も、日本の暮らしになじむうちに自然と変わっていくのかもしれません。
5. 著者からの一言コメント
参考資料
- @mrfuji_from_japan
- 観光庁「【インバウンド消費動向調査】2026年7-9月期の調査結果(1次速報)の概要」
- 観光庁「訪日外国人の消費動向 インバウンド消費動向調査結果及び分析 2025年 年次報告書」
- 出入国在留管理庁「令和8年6月末における在留外国人数について」
小野 温子
