糸と針があれば、マフラーや帽子、小物などを自分の手で作り出せる編み物。寒い季節になると、毎年何かしら編みたくなるという人もいるのではないでしょうか。

現在SNS上では、そんな編み物に使う、1本の編み針に注目が集まっています。

@KaoriYamada01さんが投稿した当ポストは、執筆時点で107万4000回表示されています。

そこで、LIMO編集部は話題の@KaoriYamada01さんに取材。夫が編み針を眺めていたときの詳しい状況や、編み物の思い出について、インタビューしました。

※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。

1. 「これ韓国製?ハングル書いてあるじゃん」 夫が眺めた編み針の話題の投稿とは

グレーの布の上に置かれた金色の編み針1/5

グレーの布の上に置かれた金色の編み針

出所:@KaoriYamada01

「私が日本で買って小学生の頃から使ってる編み針をしげしげと眺めて『これ韓国製?ハングル書いてあるじゃん』って言い出した旦那がちょっと面白かったので見て。伝わるかなぁ」というコメントとともに投稿されたのは、1枚の写真。グレーの布の上に、金色の細長い編み針が横向きに置かれています。

針の左端は、先がかぎ状に曲がっています。中央の平たい部分には文字が刻まれていて、数字や記号の間に、線を組み合わせたような文字が並んでいます。

リプライ欄には、「確かに!!ハングルに見えますね。面白いです」「2行くっついて書かれているカタカナがハングル文字っぽく見える」といった声が寄せられました。投稿主さんは返信で「賛同者やっと出たぁ。ありがとうございます」とつづっています。

2. 刻印の正体は「カタカナで2行」 祖母に習った編み物の思い出も

向きを上下逆にして見た編み針の刻印2/5

向きを上下逆にして見た編み針の刻印

出所:@KaoriYamada01

写真の向きを上下逆にして刻印に寄って見ると、「5/0」と「7/0」という数字の間に、小さなカタカナが2行に重ねて刻まれていることが分かります。カタカナを上下にくっつけて書いたことで、全体がハングルのような形に見えていたのです。

当時の状況について、投稿主さんは「夕食後お茶を飲んでる時に、私がソファの横のコーヒーテーブルに置きっぱなしにしてたかぎ針を夫がふと持ち上げて、(たまたま逆さまに持って)しげしげと眺めてたかと思うと『これ韓国製?ハングル書いてあるじゃん』と言い出した」と説明。「『日本のクロバーのだけど…?』とかなんとか言ってるうちに夫が『カタカナで2行か!』と気づいたという感じの顛末です」と教えてくれました。

編み物は祖母に習ったそうで、「ずっと趣味で続けてて、毎年冬になると何かしら作ってます」と投稿主さん。「写真のかぎ針が最初の針で、今は太さの違うかぎ針と棒針とループといろいろ持ってます」と話します。

投稿の反響については、「ほのぼのした話題で思いのほか反響があってびっくりしました」とのこと。韓国の方からも反応があったそうで、戸惑いをもって受け取られたことに「ちょっと申し訳なかったというか、悪い印象もたれてないといいなぁと思います」と話し、「韓国人の友達というか仕事仲間が何人もいるし韓国大好きなので」と教えてくれました。

3. 「かぎ針」の号数とは? カタカナがハングルに見える理由も

かぎ針は、先端がかぎ状に曲がった編み針で、糸を引っかけて引き抜きながら編み進めていく道具です。1本の針で編めることから、モチーフやバッグ、帽子などの小物づくりにもよく使われています。

日本では、かぎ針の太さを「号」で表すのが一般的です。たとえば5/0号は約3.0mm、7/0号は約4.0mmとされ、数字が大きいほど針が太くなり、太い毛糸を編むのに向いています。投稿の写真の針のように、両端に太さの違うかぎが付いた「両かぎ針」もあり、1本で2種類の太さを使い分けられます。投稿主さんの針を作ったクロバーは、大阪市に本社を置く手芸用品のメーカーで、編み物やソーイング、刺しゅうなどの用品を幅広く手がけています。

一方、ハングルは朝鮮半島で使われている文字です。15世紀に朝鮮王朝の第4代国王・世宗の命によって作られ、1446年に「訓民正音」の名で公布されたといわれています。

ハングルは、子音を表す字母と母音を表す字母を組み合わせ、1つの音節を四角いまとまりの中に収めるように書くのが特徴です。そのため、直線や角を含むカタカナを上下に小さく重ねて書くと、全体の形がハングルのように見えることがあるのかもしれません。

刻印の向きや並び方ひとつで、見慣れた文字がまったく別の文字に見えてくるのは面白いところです。小学生の頃から使い続けてきた1本の編み針が、家族の何気ない会話から、思いがけない話題を生んだといえそうです。

4. 著者からの一言コメント

LIMOSNS部
最初に写真を見たときは、どこにハングルが書いてあるのか分からず、何度も見返してしまいました。上下を逆にしてみると、数字の間に小さなカタカナが2行で刻まれていて、思わず「なるほど」と声が出ました。たまたま逆さまに持っていたからこそ見えた形だと思うと、旦那さまの気づきもとても面白く感じます。「カタカナで2行か!」と自分で答えにたどり着いたという顛末も、夫婦のほのぼのとした会話の様子が目に浮かぶようです。また、このかぎ針が、祖母に習って編み物を始めたときの最初の1本だというお話も心に残りました。今では太さの違う針をいろいろ持っているそうですが、小学生の頃から大切に使い続けている1本だからこそ、思い出も詰まっているのだと思います。反響の中で韓国の方々の受け止め方を気にかけていたところからも、投稿主さんの人柄が伝わってきました。身近な道具にも、見方を変えるだけで新しい発見があるのだと感じた投稿です。

祖母に習い、毎年冬になると何かしら作っているという投稿主さんのように、編み物などの手芸を趣味として長く楽しんでいる人もいます。最近は、手作りした作品をインターネットなどで販売する人もいます。ハンドメイド作品の販売では、どれくらいの収入を得ているのでしょうか。

5. ハンドメイド作品の販売における1カ月の収入はいくらくらい?

ここからは記事の話題にちなんで、ハンドメイド作品の販売における、1カ月の収入について紹介します。

日本デザインプランナー協会が、全国の20~60代の男女108人を対象に「ハンドメイド作品の販売における1ヶ月の収入」に関する調査を行ったところ、最も多かったのは「0円(40.7%)」でした。

また、ハンドメイドの魅力について、最も多かった回答は「趣味として楽しめること」です。

今回はXで話題になっている「ハングルに見える編み針の刻印」をご紹介しました。

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参考資料

LIMOSNS部