病院の診察室で、診察台の上に置かれている四角い枕。診察を受けるときに、頭を乗せたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

現在SNS上では、そんな診察室でおなじみの枕を、自宅用に購入したという投稿に注目が集まっています。

@etoxuさんが投稿した当ポストは、執筆時点で1万2000回表示されています。

そこで、LIMO編集部は話題の@etoxuさんに取材。枕を購入しようと思ったきっかけや、自宅で使ってみた感想について、インタビューしました。

※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。

1. 「リビングでダラダラするのに便利かも」 診察室タイプの枕を買った話題の投稿とは

木のテーブルに置かれた青い四角い枕1/5

木のテーブルに置かれた青い四角い枕

出所:@etoxu

「診察室で使われるタイプの枕を買った。リビングでダラダラするのに便利かもと思って。」というコメントとともに投稿されたのは、1枚の写真。木目のテーブルの上に、青い直方体の枕が置かれています。表面はつやのあるレザーのような素材で覆われていて、角の部分には縫い目が見えます。

投稿主さんは返信で、「高田ベッド 角枕 1709円です」と、購入した商品と価格を紹介しています。

2. 選んだのは「病院感のある色」 自宅で使ってみた感想は

診察室でもおなじみの枕2/5

診察室でもおなじみの枕

出所:@etoxu

枕に寄って見ると、上の面と側面の境目に、まっすぐな縫い目が通っています。角はきっちりと角張っていて、ふっくらとした丸みのある家庭用の枕とは、見た目が大きく異なります。

枕を購入しようと思ったきっかけについて、「病院で診察を受けた時に見かけた、角張った枕の事が気になっていました」と投稿主さん。「ふと思い出して価格を調べてみたところ1700円程度で安かったので購入しました」と話します。

「意外とカラーバリエーションも豊富なので、どの色にするか結構悩みました」とのこと。購入したのは「メディブルー」という色で、「折角なので病院感のある色を選びました」と教えてくれました。

実際にリビングで使ってみると、「フローリングで仰向けに寝て使ってみると、硬さが心地良いです」と投稿主さん。「家なのに診察台に寝てる感じで不思議な気持ちになります」と笑います。「横向きに寝てもしっかり頭を支えてくれるので結構おすすめかも」とする一方で、「ただ、少し高さがあるのでしっかり睡眠するには向かないかもです」とも話してくれました。

投稿の反響については、「みんな一度は使ったことがある枕なので、画像を見るだけで頭を乗せた感触が想像できるから共感を持たれたのかも?」と分析。「ブックマークが案外ついていて、購入を検討している方がいるのかな、と想像したら楽しい気持ちになりました」と振り返ってくれました。

3. 診察台の枕はどんなもの? 医療の現場で使われる「角枕」の特徴

病院の診察台に置かれている四角い枕は、「角枕」や「診察用マクラ」といった名前で、医療用の家具や備品を扱うメーカーなどから販売されています。今回の投稿主さんが購入した高田ベッド製作所は、大阪府泉南市に本社を置くメーカーで、診察台や処置台なども手がけています。

通販サイトに掲載されている同社の「カラー診察用角マクラ」を見ると、素材はウレタンフォームにビニールレザーを張ったもので、幅270×奥行110×高さ90mmのサイズが紹介されています。ビニールレザーは水分がしみ込みにくく、汚れをふき取りやすいことから、多くの人が使う医療の現場に向いているといわれています。

診察台の枕が四角く、硬めに作られているのは、診察や処置の間に頭の位置が安定しやすいようにするためだといわれています。眠るための枕というより、短い時間、決まった姿勢を保つための道具と考えると、家庭用の枕との違いが分かりやすいかもしれません。

また、同社の診察台には、マットのレザーを18色から選べる製品や、消毒に使われる次亜塩素酸に耐えられるレザーを使った製品もあります。病院によって診察台や枕の色が違うのは、院内の雰囲気に合わせて色を選べることも関係しているようです。

一般的に、枕は高さや硬さが、使う人の寝姿勢に合っているかどうかが大切だといわれています。家庭用とは作りが違う診察用の角枕も、リビングでのひと休みなど、使う場面を選べば、暮らしの中で意外な活躍をしてくれるのかもしれません。

4. 著者からの一言コメント

LIMOSNS部
写真を見た瞬間、診察室で頭を乗せたときの、ひんやりとした硬めの感触を思い出しました。投稿主さんの「画像を見るだけで頭を乗せた感触が想像できる」という言葉どおり、多くの人に共通する記憶を呼び起こす一枚だったのだと思います。病院で見かけた枕のことを覚えていて、ふと思い出して調べてみたら手頃な価格だった、というきっかけにも親しみを感じました。カラーバリエーションが豊富な中から、あえて「病院感のある色」を選んだというこだわりも、楽しみながら買い物をしている様子が伝わってきます。「家なのに診察台に寝てる感じで不思議な気持ちになります」という感想は、まさに家庭用の枕では味わえない体験です。一方で、しっかり眠るには高さがあるかもしれないと、使い心地を率直に教えてくれたのも参考になりました。普段は何気なく目にしている道具でも、場所を変えて使ってみると、新しい楽しみ方が見つかるのだと感じた投稿でした。次はどんな使い方をするのか気になります。

診察室の枕のように、ちょっとした寝具を取り入れるだけでも、家でくつろぐ時間の過ごし方は変わるものです。私たちは、枕や布団などの寝具に、1年間でどれくらいのお金を使っているのでしょうか。

5. 寝具にいくら使ってる?1世帯当たり1年間の寝具類の支出金額を紹介

ここからは記事の話題にちなんで寝具類の支出金額についてご紹介します。

総務省統計局が発表した2025年の「家計調査」によると、2人以上の世帯における1年間の寝具類の平均支出金額は9982円でした。

年代別に見ると、29歳以下が1万6427円、30代が1万2405円、40代が9726円、50代が1万1600円、60代が1万348円、70歳以上が8064円となっています。29歳以下が最も多く、最も少ない70歳以上の約2倍を支出しています。

品目別では、布団が2509円、ベッドが1623円、シーツが585円、毛布が425円でした。1点あたりの平均価格はベッドが5万2321円、布団が1万906円となっており、進学や就職、引っ越しなどで新生活を始める若い世代ほど、寝具をそろえる機会が多いと考えられます。

今回はXで話題になっている「診察室で使われるタイプの枕」をご紹介しました。

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参考資料

LIMOSNS部