「都会の人が考える田舎の時刻表」と「実際の時刻表」を比較した2枚の写真が、X上で話題になっています。

投稿したのは、@Gifustation_fanさんです。

当ポストには執筆時点で36万3000件を超えて表示されており、「田舎言うてもピンからキリまであるよね どっちも立派な田舎だと思います」「みたことありすぎる」といったコメントが寄せられています。

そこで、LIMO編集部は話題の@Gifustation_fanさんに取材。気になる投稿の経緯やSNSでの反響について、インタビューしました。

※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。

1. 「田舎の時刻表」を比べてみると…

都会の人が考える田舎の時刻表1/6

都会の人が考える田舎の時刻表

出所:@Gifustation_fan

たった「1日5本」の時刻表2/6

たった「1日5本」の時刻表

出所:@Gifustation_fan

「←都会の人が考える田舎の時刻表 実際の時刻表→」そんなコメントとともに投稿されたのは2枚の写真。

そこに写っていたのは、岩手県にある2つの駅の時刻表でした。

1枚目は、東北本線・花巻空港駅の時刻表。朝から夜まで列車の発車時刻が並んでおり、1時間に1〜3本程度の列車が運行されていることがわかります。一方、2枚目は山田線・宮古駅の時刻表です。

宮古駅の時刻表は一転して空白が目立ち、列車の到着時刻が記載されているのは、なんと1日5本分だけ!同じ岩手県内の駅でも、これほど本数に違いがあるとは意外ですね。

@Gifustation_fanさんは、「田舎の時刻表=1時間に1本くらい」というイメージを見かける一方、実際に地方の路線を利用すると、1日に数本しか走らない路線もあることに気づいたのだそう。

そこで、同じ「田舎」でも列車の本数には大きな差があり、都会の人が想像するよりもさらに本数の少ない路線があることをわかりやすく伝えたいと思い、今回の投稿をしたと話します。

そんな2つの駅の時刻表を比較した投稿は、SNSで大きな反響を呼びました。

2. 地方の交通事情にさまざまな声が集まる

花巻空港駅の看板3/6

花巻空港駅の看板

出所:@Gifustation_fanさま提供

ポストには多数のいいねに加え、リプライ欄には

  • 「うちの最寄りのバス停みたいだ」
  • 「高校まで行くのに自転車で50分近くかかるのに、私がバス通学を1度もしなかった理由がこれです」
  • 「ガチ都会民だと5分間隔でも少ない方だと感じるらしい」
  • 「わしの田舎にゃそもそも電車がないのう…」

など、最寄りのバス停を見ているようだと話す方から、住んでいる田舎にはそもそも電車がないという方など、多くのコメントが寄せられました。

投稿の反響を受け、「正直、ここまでたくさんの方に見てもらえるとは思っていなかったのでとても驚いています!」と振り返る投稿主さん。

続けて「『想像以上に本数が少なくてびっくりした』『自分の地元も似たような感じです』といったコメントをたくさんいただきました。地方の路線や交通事情のリアルな姿に興味を持ってもらうきっかけになれたならとてもうれしいです」と、今の気持ちを教えてくれました。

3. 中学生の頃から始まった駅巡り!地方の駅ならではの魅力とは

今回、岩手県内にある2つの駅の時刻表を比較し、注目を集めた@Gifustation_fanさん。実は、全国各地の駅を訪ねる「駅巡り」を楽しんでいるのだそうです。

そのきっかけは、中学生の頃に出かけた旅行。旅行先で駅を利用した際、駅によって構造や作りが異なることに気づき、その多様さに大きな魅力を感じたといいます。そこから全国の駅を訪ねるようになり、SNSでも「あいり駅鉄」として投稿を始めたのだとか。

そんな@Gifustation_fanさんが感じる地方の駅の魅力は、都会ではなかなか味わえない、のどかな風景や歴史ある駅舎、そして地域ごとに異なる独特の空気感です。また、列車の本数が少ないことも、駅巡りの楽しさにつながっているといいます。

「1本逃したら大変」という緊張感があるからこそ、列車を待つ時間や旅の過程そのものが、特別なものに感じられるのだそうです。

普段の生活では不便に感じることもある列車の少なさですが、旅先では、その土地ならではの時間の流れを感じるきっかけになるのかもしれません。今回の時刻表の比較も、さまざまな駅を訪ねてきた投稿者さんだからこそ気づいた、地方路線の奥深さが伝わる投稿でした。

4. 著者からの一言コメント

八重樫 友美
私も岩手県出身なので、この時刻表には思わず共感してしまいました!電車を一本逃すと長い時間待たなければならないので、「絶対に乗りたい!」と思い、ダッシュしていた日々を思い出します。@Gifustation_fanさんが語る駅巡りの魅力にも触れ、地元の駅を改めて訪ねてみたくなりました。

5. みんな岩手県観光でいくら使う?岩手県の2025年の観光消費額について紹介

ここからは記事の話題にちなんで岩手県の観光消費額についてご紹介します。

岩手県商工労働観光部の統計によると、2025年の岩手県における観光消費額は2219億4000万円となりました。

属性別の内訳を見ると、県内客による消費額が903億9300万円であるのに対し、県外からの宿泊客による消費額は1315億4700万円に達しています。

県内客よりも県外からの宿泊客の消費額が高くなっており、地域経済への貢献度が大きいことがわかります。魅力的なグルメや特産品などの需要もこうした消費を支えています。

今回はXで話題になっている「人によって感じ方が違う『田舎』の時刻表」をご紹介しました。

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参考資料

八重樫 友美