「かなりゴッホだった」と投稿された、大阪府内の川を撮影した1枚の写真が、X上で話題になっています。

投稿したのは、@Digital_usaGiさんです。

当ポストには執筆時点で4万6000件を超えていいねされており、「確かにめちゃくちゃゴッホw」「オフィーリア流れてきてもなんの違和感もないね」といったコメントが寄せられています。

そこで、LIMO編集部は話題の@Digital_usaGiさんに取材。気になる投稿の経緯やSNSでの反響について、インタビューしました。

※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。

1. 大阪で見つけたゴッホの絵画のような光景が話題

しなやかにたなびく水草1/4

しなやかにたなびく水草

出所:@Digital_usaGi

「かなりゴッホだった川をみてよ」そんなコメントとともに投稿されたのは1枚の写真。

そこに写っていたのは、川の中でゆらゆらと揺れる、たくさんの水草でした。

透き通った水の中には、細長い緑色の水草がびっしり。川の流れに沿って、しなやかにたなびいています。濃い青色の水面と鮮やかな緑色のコントラストも美しく、まるで絵画のような光景ですね。

この写真は、@Digital_usaGiさんが大阪府内の地元駅前で撮影したもの。当時は久しぶりに歯医者へ向かうところで、怖さや緊張を感じていたのだそう。

そんな中、通りかかった橋の下がやけにきれいだったことから写真を撮影。「水草が川の流れに沿ってたなびく様子がゴッホの『星月夜』のようだと感じました。歯医者への緊張が少しほぐれました」と、@Digital_usaGiさんは当時の心境を教えてくれました。

そんなまるで名画のような川の光景は、SNSで大きな反響を呼びました。

2. 幻想的な川の風景に名画を連想する声が続々

ポストには多数のいいねに加え、リプライ欄には

  • 「確かにめちゃくちゃゴッホw」
  • 「すげえ大木の表皮に見えた」
  • 「ハクがいる」
  • 「オフィーリア流れてきてもなんの違和感もないね」

など、確かにゴッホに見えると共感する方から、オフィーリアが流れてきても違和感がないと話す方など、多くのコメントが寄せられました。

投稿の反響を受け、「他ユーザーの撮ったたなびく水草の写真が寄せられるなどしてうれしかったです」と振り返る投稿主さん。

続けて「『オフィーリアみたいだ』と投稿するか迷い、よりしっくりくる表現を選んで投稿しました。『オフィーリアみを感じる』などの感想もあり、自分もそう感じていたので共感の声がありうれしかったです」と、今の気持ちを教えてくれました。

3. ゴッホの『星月夜』とは?川の風景から連想された2つの名画

今回、@Digital_usaGiさんが川の風景を見て思い浮かべたのは、オランダ出身の画家フィンセント・ファン・ゴッホの代表作『星月夜』です。

『星月夜』は1889年に制作された油彩画で、現在はアメリカ・ニューヨーク近代美術館(MoMA)に所蔵されています。作品には、月や星が輝く夜空と、その下に広がる静かな村の風景が描かれています。

なかでも特徴的なのが、夜空を大きくうねるように描いた、渦巻く筆のタッチです。今回の写真でも、川の流れに沿ってたなびく水草が複雑な曲線を描いており、その様子が『星月夜』を思わせますね。

実は、@Digital_usaGiさんは「オフィーリアみたいだ」と投稿することも考えていたのだそう。『オフィーリア』は、イギリスの画家ジョン・エヴァレット・ミレーが1851~1852年に制作した作品です。

シェイクスピアの戯曲『ハムレット』に登場するオフィーリアが、水面に浮かぶ姿を描いています。緑豊かな川辺の風景も印象的な作品で、今回の投稿にも「オフィーリア流れてきてもなんの違和感もないね」というコメントが寄せられました。

@Digital_usaGiさんも同じように感じていたそうで、共感の声が届いたことをうれしく思ったといいます。何気ない日常の風景から、異なる時代の名画を連想できるのも、芸術の面白さのひとつですね。

4. 著者からの一言コメント

八重樫 友美
川の流れに沿ってたなびく水草が、まるでゴッホの絵画のようで美しいですね!歯医者へ向かう緊張が少しほぐれたというエピソードも素敵です。普段何気なく通り過ぎている場所にも、思わず足を止めたくなるような景色が隠れているのかもしれませんね。

5. 日本のアート市場規模・芸術家の売上高はどれくらい?

ここからは記事の内容にちなんで、日本のアート市場規模をご紹介します。

経済産業省の調査によると、2021年の日本のアート市場規模は2363億円で、世界の7兆円に対してわずか4%程度にとどまります。

また、日本の芸術家の年間平均売上高は約280万円であり、3490万円の広告業や1210万円のデザイン業と比べても大幅に低い水準です。

そのため芸術家として専業で生計を立てる厳しさが浮き彫りとなっています。

一方で、近年はアートが持つ企業の成長支援や地域活性化などの経済的な価値に注目が集まっており、今後は国内市場の拡大や環境改善に向けた展開が期待されています。

今回はXで話題になっている「ゴッホを思い出す川」をご紹介しました。

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参考資料

八重樫 友美