パスタやピッツァをはじめ、トマトを使った料理が数多くあるイタリア。日本でもおなじみのイタリア料理ですが、現地の人たちが普段どのような食材を買っているのか、気になる人もいるのではないでしょうか。

現在SNS上では、そんなイタリアのスーパーで撮影された、トマト製品がずらりと並ぶ棚の写真に注目が集まっています。

@ToscanaTripさんが投稿した当ポストは、執筆時点で5万9000回表示されています。

そこで、LIMO編集部は話題の@ToscanaTripさんに取材。撮影したスーパーのことや、イタリアならではのトマト製品の使われ方について、インタビューしました。

※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。

1. 通路の奥まで真っ赤な棚 話題の投稿とは

トマト製品がずらりと並ぶスーパーの通路1/5

トマト製品がずらりと並ぶスーパーの通路

出所:@ToscanaTrip

「イタリアにいるなーと思うとき。1列全てトマトソースやら、トマトピューレの棚をみたとき。」というコメントとともに投稿されたのは、1枚の写真。

スーパーの長い通路の右側には、赤いラベルの瓶や缶が上の段から下の段までぎっしりと並び、通路の奥まで真っ赤な棚が続いています。手前には、段ボールに入った瓶が何段も積み上げられています。

2. 撮影したのはピサのスーパー トマト製品の使われ方とは

瓶入りのトマト製品が並ぶ棚のアップ2/5

瓶入りのトマト製品が並ぶ棚のアップ

出所:@ToscanaTrip

棚に近づいて見ると、形やラベルの違う瓶がいくつも並び、さまざまな種類のトマト製品が売られていることが分かります。

撮影したのは、「毎週末の買い出しの際のひとこまで、トスカーナ州ピサのショッピングモールの中の大きなスーパー、Ipercoopです」と投稿主さん。

イタリアのスーパーならではの品ぞろえについては、「トマトの種類、産地別のトマトソースがあったり、料理に合わせてトマトの種類を選んだりします」と教えてくれました。

投稿の反響については、「イタリアの日常の切り抜きを楽しんでくださる方たちが少なからずいて、スーパー好きの私としても嬉しかったです」と投稿主さん。リポストした人たちの国では、棚一面を埋めるものが唐辛子だったりツナ缶だったりと違っていて、「おもしろかったです」と話してくれました。

リプライ欄には、「これは壮観」「次の棚はひたすらパスタ」といった声が寄せられました。また、投稿主さんは返信で「5kg入りのトマトが売られて自家製トマトソースを作る人も少なくありませんが、市販のトマトソースもたくさんです」とつづっています。

3. トマトはいつからイタリアの食材に? 「パッサータ」とはどんなもの?

トマトは、南米のアンデス高地が原産とされるナス科の植物です。大航海時代にアメリカ大陸からヨーロッパへ伝わりましたが、当初は食用ではなく、色鮮やかな観賞用の植物として扱われていたといわれています。ナス科の植物には毒を持つものもあることから、食べることを警戒されていた時期もあったようです。

イタリアでトマトが料理に使われるようになったのは、17世紀末ごろからとされています。南部の港町ナポリでトマトソースのレシピが生まれ、18世紀以降、トマトを使ったパスタ料理などが広まっていったといわれています。今ではトマトはイタリア料理に欠かせない食材となり、家庭でもさまざまな形で使われています。

イタリアのスーパーでよく見かけるトマト製品の一つが、「パッサータ」です。完熟したトマトを裏ごししてなめらかにしたもので、瓶詰めで売られていることが多く、ソースやスープのベースとして使われます。このほか、皮をむいたトマトをそのまま缶詰にした「ホールトマト」や、細かく刻んだ「カットトマト」、煮詰めて濃縮した「トマトペースト」など、料理に合わせて使い分けられる商品が数多くあります。

また、トマトそのものにも品種による違いがあります。細長い形で煮込み料理に向くといわれるイタリアの品種「サンマルツァーノ」はよく知られており、日本でも缶詰などで見かけることがあります。

種類も産地もさまざまなトマト製品が並ぶ棚は、トマトがイタリアの食卓にどれだけ根付いているかを物語っているのかもしれません。

4. 著者からの一言コメント

LIMOSNS部
通路の奥まで、トマトソースやトマトピューレの赤い瓶が上から下までぎっしりと並ぶ写真。日本のスーパーではなかなか見ない光景で、「イタリアにいるなー」と感じるという投稿主さんの言葉に、思わずうなずいてしまいました。撮影したのは、トスカーナ州ピサにあるショッピングモールの大きなスーパーで、毎週末の買い出しのひとこまだったそうです。トマトの種類や産地別のトマトソースがあり、料理に合わせてトマトの種類を選ぶという話からは、イタリアの食卓でトマトが身近な存在であることが伝わってきます。返信では、5kg入りのトマトを買って自家製トマトソースを作る人も少なくないと紹介していました。また、リポストした人たちの国では、棚一面を埋めるのが唐辛子だったりツナ缶だったりと、国によって違いがあったというエピソードも印象的です。旅行先でスーパーに立ち寄ると、その土地の食文化が見えてくるのも楽しいところです。海外を訪れる機会があれば、地元のスーパーの棚にも注目してみたいと感じました。

その国の人たちの日常の買い物をのぞけるスーパーは、海外旅行の楽しみの一つでもあります。日本から海外へ出かける人は、今後どのくらいになると見込まれているのでしょうか。

5. 2026年海外旅行をする人は増加の見通し

ここからは記事の話題にちなんで2026年の日本人の海外旅行動向の見通しについてご紹介します。

JTBの「2026年旅行動向見通し」によると、海外旅行人数は前年比102.6%の1550万人、1人あたりの旅行費用は104.5%の31万7200円と予想され、海外旅行意欲の上昇傾向が続いています。

旅行先としては韓国(26.7%)や台湾(21.0%)といった近隣の国・地域が上位を占めて人気の高さを見せる一方、ヨーロッパ(18.7%)やハワイ(18.1%)などの東南アジアやグアム等を超える中長距離エリアも根強い人気を集めています。

今回はXで話題になっている「イタリアのスーパーでトマト製品が棚一列に並ぶ光景」をご紹介しました。

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参考資料

LIMOSNS部