毎日のように街で目にしながら、普段はじっくり見ることの少ない信号機。

現在SNS上では、そんな信号機を個人で購入したという投稿に注目が集まっています。

@takashi_arimaさんが投稿した当ポストは、執筆時点で10万4000回表示されています。

そこで、LIMO編集部は話題の@takashi_arimaさんに取材。信号機を購入したきっかけや入手方法、今後の活用方法について、インタビューしました!

※投稿の画像は【写真】リンクをご参照ください。

※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。

1. 段ボールの中には本物の信号機 話題の投稿とは

段ボール箱に入った歩行者用信号機1/5

段ボール箱に入った歩行者用信号機

出所:@takashi_arima

「信号機買いました。」というコメントとともに投稿されたのは、段ボール箱に収められた歩行者用信号機の写真。白い本体には上下に2つの四角い灯器が並び、上には赤い色の、下には青緑色の人の形が浮かび上がっています。灯器の上には、それぞれひさしのような黒いフードも付いています。

2. なぜ信号機を? 投稿主さんが購入したきっかけとは

赤と青の灯器が並ぶ信号機のアップ2/5

赤と青の灯器が並ぶ信号機のアップ

出所:@takashi_arima

近づいてみると、上の灯器には立ち止まった人、下の灯器には歩いている人の形が見え、街なかで見かける歩行者用信号機そのものです。

投稿主さんは、「元々『日常に潜む非日常』をテーマに街の景観とその中に潜む生き物のイラストを描いています」と話します。「その中でも信号機には言葉では表しにくい魅力を感じており、それをモチーフにした作品を比較的多く描いていました」とのこと。

そんな折、インターネットで信号機がフリマアプリなどで比較的安価に購入できることを知り、型式などを吟味した結果、購入したそうです。返信では、送料込みで1万8000円だったことも明かしています。

投稿の反響については、「『羨ましいです!』『浪漫ありますね!』などの好意的なコメントをいただく一方で、『こんなの粗大ゴミだろ』のようなコメントもあって『人の価値観は、本当に人それぞれだな』と改めて感じました」と振り返ります。

今後は、「基本的には観賞用・インテリアとして使用していきたいと考えており、その他には自身で開催する個展などでも空間演出の道具として活用していきたいです」と話してくれました。

3. 日本初の信号機はいつ? 信号機の歴史と移り変わり

日本で初めて自動交通信号機が設置されたのは、1930年のこととされています。場所は東京・日比谷の交差点で、アメリカから輸入された信号機だったとされています。その後、全国の交差点に広がり、現在では私たちの暮らしに欠かせない設備となりました。

信号機には、車両向けのものと、歩行者向けのものがあります。今回の投稿で紹介されたのは歩行者用信号機で、赤は立ち止まった人、青は歩いている人の形で表示されるのが一般的です。文字が読めない子どもや、日本語が分からない人にも意味が伝わりやすいよう、人の形で表したデザインといえます。灯器の上に付いたフードは、日差しをさえぎって表示を見やすくするためのものとされています。

近年は、従来の電球を使った信号機から、LEDを使った信号機への切り替えが各地で進められています。LEDは消費電力が少なく、寿命が長いうえ、太陽の光が当たっても点灯しているように見える「疑似点灯」が起きにくいことなどが利点とされています。リプライ欄でも、電球タイプかLEDタイプかに注目する声が寄せられていました。

道路から取り外された信号機などの設備が、中古品として流通することもあります。電気の配線など扱いには注意が必要ですが、インテリアやコレクションとして楽しむ人もいるようです。

街の景観に魅力を感じ、作品のモチーフとしても描いてきたという投稿主さん。普段は見上げるだけの信号機を、間近で眺められるのは、ファンならではの楽しみ方といえそうです。

4. 著者からの一言コメント

LIMOSNS部
段ボール箱の中から、赤と青の灯器が並んだ本物の信号機が顔を出している写真には、思わず目を引かれました。いつもは高い位置にあって見上げるだけの信号機も、こうして近くで見ると、思っていた以上に大きく、存在感があることが分かります。届いた箱を開けた瞬間の喜びは、きっと格別だったのではないでしょうか。投稿主さんは、「日常に潜む非日常」をテーマに、街の景観とそこに潜む生き物のイラストを描いているそうです。信号機に「言葉では表しにくい魅力」を感じ、作品のモチーフとして描いてきたからこそ、本物を手元に置きたいという思いが生まれたのでしょう。インテリアとして眺めるだけでなく、個展の空間演出にも活用したいという話からは、作品づくりへのこだわりが伝わってきます。反響の中にはさまざまな意見もあったそうですが、「人の価値観は、本当に人それぞれ」と受け止める投稿主さんの姿勢も印象的でした。好きなものを身近に置いて楽しむ暮らし方は、すてきだと感じます。

信号機のように、中古品として売買されるものはさまざまです。フリマアプリなどの広がりもあり、使わなくなった物を売ったり、中古品を買ったりする人も増えています。国内のリユース市場は、どれくらいの規模になっているのでしょうか。

5. 2023年の国内リユース市場規模は3兆1227億円

ここからは記事の話題にちなんで国内のリユース市場規模についてご紹介します。

環境省が公表している資料によると、2023年における国内のリユース市場規模(国内の消費財における販売額)は3兆1227億円。

商品別にみると、「衣料・服飾品」(5913億円)が最も多く、次いで「ブランド品」(3656億円)、「家具・家電」(2775億円)の順で多くなっています。

今回はXで話題になっている「イラストレーターが購入した本物の歩行者用信号機」をご紹介しました。

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参考資料

LIMOSNS部