ランチ1回で6000円〜7000円、そこにチップが上乗せされる――。アメリカの西海岸で暮らした経験を持つ人たちが、現地の「お金の感覚」を明かしています。

74万回を超えて再生されている、@mrfuji_from_japanさんのTikTok動画です。

1. 【アメリカの現実】ランチは6000円〜7000円、チップは「15・20・25%」

「下の方の普通!」と話すアメリカ出身の男性1/2

「下の方の普通!」と話すアメリカ出身の男性

出所:@mrfuji_from_japan

「年収10万ドル(1500万円くらい)を超えないと成功じゃない」って本当?と聞かれたアメリカ出身の男性は、「1500万はもう大したことないよ!」「下の方の普通!」。自分の友達や年下の友達が会社に入った時点で、「年収は絶対1200万〜1300万くらいですよ」と話します。

高給取りだと感じる境目を尋ねられると、別のアメリカ出身の男性は「ウィスコンシン州ではね」「5000万くらい?」。最初の男性も「俺も5000万!」と続け、「これ円安っていうのもあるからね」と付け加えていました。

「"お金の心配する必要無くなった"は5000万ないと無理」2/2

「"お金の心配する必要無くなった"は5000万ないと無理」

出所:@mrfuji_from_japan

さらに別のアメリカ出身の男性は「"お金の心配する必要無くなった"は5000万ないと無理」。理由として挙がったのは、「だってランチはサンフランシスコとかで6000円〜7000円くらいだもん」「チップもあるし」「今は15・20・25%がめっちゃ高いの!全部。」という日々の出費です。

「西海岸は本当に家賃が高い!」「貯金もあんまり出来ないと思う」「1000万とかだったら」という声も。最後には「でも日本の400万の年収の人の方が」「色んなカフェ/レストランに行ったりしてると思います」「アメリカ人よりは。」という意見も出ていました。

コメント欄には「まぁ物価とか医療費等が日本と同じであればすげえってなるけどね。結局向こうも向こうで厳しいんよな。」という声も寄せられていました。

@mrfuji_from_japanさん、ご協力ありがとうございました!

2. 日本ではチップは必要?

アメリカの飲食店では、料金とは別にチップを払う習慣があります。

一方、日本では基本的にチップは必要ありません。

レストランやタクシーでも、チップを渡す習慣は一般的ではありません。

西海岸ではお金がすぐに出ていくと語るアメリカの人たち。では、旅行者として日本にやってくるアメリカの人は、滞在中にどのようにお金を使っているのでしょうか。

3. 70万人が来日した米国、旅行者1人が日本で使ったお金は34万4121円

観光庁「インバウンド消費動向調査」の2026年7-9月期1次速報で一般客の数字をたどると、米国から日本を訪れた人は70万人。1人当たりの旅行支出は34万4121円で、旅行消費額は2409億円にのぼります。

使い道の内訳は、泊まるための宿泊費が13万7736円、おみやげなどの買物代が6万7552円、娯楽等サービス費が2万110円でした。

動画で語られたランチ代やチップの話とあわせて読むと、国によってお金の感じ方がずいぶん違うことに気づかされます。

旅行で訪れる人だけでなく、日本を暮らしの場に選ぶアメリカの人も少しずつ増えています。

4. 東京都に住む米国籍の人は2万4475人、全国では7万1719人に

出入国在留管理庁の速報値では、日本で暮らす米国籍の人は2026年6月末時点で7万1719人。2012年末の4万8361人から増えてきました。

都道府県別に見ると、最も多いのは東京都の2万4475人です。

家賃や外食の値段、チップの習慣など、暮らしにかかるお金の感覚は国によって大きく異なります。

動画のアメリカ出身の男性が「でも日本の400万の年収の人の方が」「色んなカフェ/レストランに行ったりしてると思います」と語っていたように、日本で暮らす外国の人の目には、日本の日常の買い物や外食が違った姿で映っているのかもしれません。

5. 著者からの一言コメント

小野 温子
年収1500万円が「下の方の普通」という言葉には意外さを感じましたが、ランチやチップ、家賃の話を聞くと納得させられます。収入の額だけでは暮らしやすさは測れないのだと、改めて考えさせられる動画でした。

参考資料

小野 温子