フライパンの上で、薄く伸ばした生地がぷくっと丸く膨らんでいく。インドの家庭で日常的に食べられているという「チャパティ」です。

西インド出身の女性が家庭のご飯を作って見せる@indogo_channelさんのTikTok動画は、140万回を超えて再生されています。

1. 【インド人が本当に食べているもの】ぷくっと膨らむチャパティに、キャベツのサブジとピーナッツのチャトニ

フライパンの上で膨らむチャパティ1/2

フライパンの上で膨らむチャパティ

出所:@indogo_channel

「インド人毎日カレーを食べないのなら、一体何を食べるの?」という問いに、「今日真実を見せちゃいます」という@indogo_channelさん。

本日作るのはチャパティ。

早速、粉に水を加えながら混ぜてこね、ラップをかけて休ませた生地に油をつけてもう少しこね、一つ取って薄く伸ばしていきます。

薄いフライパンで焼き、油をかけて裏返すと、生地が膨らみ、とても美味しそう。

焼き上がったチャパティはお皿に出します。

チャパティにサブジとサラダ、チャトニを添えて「はい、出来上がりです」2/2

チャパティにサブジとサラダ、チャトニを添えて「はい、出来上がりです」

出所:@indogo_channel

お皿には、さっき作ったというキャベツのサブジ、きゅうりとトマトの「インドのサラダ」、ピーナッツのチャトニを添えて出来上がりのようです。

@indogo_channelさんは西インドのマハラシュトラ州出身。チャパティをちぎってサブジをたっぷりすくい、ピーナッツのチャトニもつけて食べるのが、自分のご飯のプレートだそうです。

コメント欄には「今日の晩ご飯で作りたい」といった声も寄せられていましたよ。

@indogo_channelさん、ご協力ありがとうございました!

2. チャパティとナンはどう違う?

チャパティとナンは、どちらもインド料理でおなじみの、小麦粉の生地を焼いたパン。

違いは生地を発行させるかどうかと、焼く道具にあるそうです。

チャパティは全粒粉の生地を発酵させず、フライパンなどで薄く焼きます。

ナンは発酵させた生地を、タンドールと呼ばれる窯で焼くのが一般的です。

家庭の味を自分の手で作り続けるインド出身の女性。インド国籍で日本に住む人がどれだけ増えてきたのか、推移をたどってみると――。

3. 2012年末に2万1654人だった在留インド人、2026年6月末は6万1344人に

出入国在留管理庁の推移表をたどると、インド国籍で日本に在留する人は2012年末に2万1654人、2025年末に5万8999人。2026年6月末の速報値では6万1344人となっています。

資格の内訳をのぞくと、仕事で滞在する「技術・人文知識・国際業務」の1万5118人に、「家族滞在」の1万3817人、「永住者」の1万399人が続きます。

旅行で日本にやってくるインドの人に目を移すと、食事にかけるお金は1人あたり4万5367円。旅行全体では25万5800円を使っています(観光庁「インバウンド消費動向調査」2026年7-9月期1次速報、一般客)。

暮らしの面でも旅の面でも、インドと日本の距離は少しずつ縮まってきています。

4. 「家族滞在」は1万3817人、家族とともに日本で暮らすインドの人も

インド国籍で「家族滞在」の資格を持つ人は1万3817人。仕事で滞在する「技術・人文知識・国際業務」は1万5118人です(いずれも2026年6月末の速報値)。

家族で日本に暮らせば、毎日の食事は外食だけでなく家庭で作ることも増えます。地域のスーパーや食材店で、チャパティ用の粉やスパイスを手に取るインドの人に出会う場面もあるかもしれません。

動画の女性がチャパティをちぎってサブジをすくい、「私のご飯のプレートは」と紹介していたように、日本の台所で受け継がれる家庭の味は、遠く離れた故郷とのつながりでもあるのでしょう。

5. 著者からの一言コメント

小野 温子
丸く膨らんだ生地はとってもおいしそうで、思わず画面をのぞき込んでしまいました。カレーのイメージが強いインド料理ですが、毎日の食卓にはチャパティやサブジのような素朴な家庭の味もおいしそうで、ぜひ食べてみたいですね!

参考資料

小野 温子