まるで人生の教訓のような刀鍛冶の失敗が、Xで話題になっています。
@EyQdHLzTIfuXuQjさんが投稿した当ポストは、執筆時点で2万8000件を超えて表示されています。
そこで、LIMO編集部は話題の@EyQdHLzTIfuXuQjさんに取材。気になる投稿の経緯やSNSでの反響について、インタビューしました。
※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。
1. まるで人生の教訓のような「刀鍛冶の失敗」
「失敗してしまった太刀を切ってまた新しい作品へ 減った鉄は戻らず、燃えた炭は戻らず でも経験は残る 切り替えて次へ!」
まるで人生の教訓のようなコメントとともに投稿されたのは1枚の写真でした。
床に散らばっているのは、細かく切断された日本刀の刀身です。
太刀を作る際に失敗してしまったようですが、「減った鉄は戻らず、燃えた炭は戻らず でも経験は残る 切り替えて次へ!」と潔い姿勢を見せています。
この時の詳しい状況や刀鍛冶という職業について、@EyQdHLzTIfuXuQjさんにお話を伺いました。
2. 「刀鍛冶」を目指したきっかけは?
失敗した刀は、「先月作刀した太刀ですが残念ながら傷が出てしまい、お客様にお納め出来なくなったので新しい作品の材料にするため短く切った時のものです」とのこと。
リプライ欄の返答によると、「樋(ひ)」と呼ばれる刀の溝を彫る際に傷に気づき、やり直すことになったようです。
このように失敗をしても材料は再利用できるそうですが、ここまで形になったものが折れてしまうと、思わず心もポッキリと折れてしまいそうですが…。
それでも、「切り替えて次へ!」と後を振り返らない姿勢が素晴らしいですね。
刀鍛冶という職業を志したのは、中学生の木工授業で余った木材で「日本刀の柄を作るぞ!」と思いついたのがきっかけだったそう。
「いろんなモノづくりにハマり、最終的には本物の日本刀を作りたい」と考えて伝統工芸の道へ。
現在は岐阜県の刀鍛冶として活躍し、コンクールで新人賞の受賞なども果たしているそうです。
そんな@EyQdHLzTIfuXuQjさんが作品作りでこだわっている点は、「見た人の心を動かすような作品を作れるよう心がけています」と教えてくれました。
リプライ欄には数多くのいいねに加えて、
- 「こうやって、いつか名刀に生まれ変わるのかな」
- 「刀との真剣勝負ですね!」
- 「これは痛いけど価値があることなんですね」
など、刀作りに対して多くの関心が寄せられています。
反響について、「投稿が思ったより伸びたのでビックリしています。刀職者は普段見慣れている日本刀ですが、普通の人にとっては見慣れないものであり、更に切断された状態という特殊な状態が新鮮だったのかなと思っております」と振り返りました。
刀鍛冶になるには、有資格者のもとへ弟子入りし、5年以上の修行が必要だと言われています。
さらに、文化庁主催の「美術刀剣刀匠技術保存研修会」を修了したのち、国家資格の「刀匠資格」を取得しなければなりません。
@EyQdHLzTIfuXuQjさんは令和5年に資格を取得し、その手で伝統工芸品を生み出しています。
@EyQdHLzTIfuXuQjさんの刀鍛冶としての姿をご覧ください。
激しく燃える炎の中でハンマーを叩き、その手で鋭い刃に仕上げるという手法は、見ているだけで引き込まれます。
刀鍛冶@EyQdHLzTIfuXuQjさんが作り出した作品や、職人としての日常に関心がある方は投稿もチェックしてみるとよいですね。
失敗してしまった太刀を切ってまた新しい作品へ
— 刀鍛冶 宮田正寿 (@EyQdHLzTIfuXuQj) October 13, 2026
減った鉄は戻らず、燃えた炭は戻らず
でも経験は残る
切り替えて次へ! pic.twitter.com/XVWF9VDq0N
3. 著者からの一言コメント
4. 2025年度における伝統的工芸品支援事業の予算額を紹介
ここからは記事の内容にちなんで、2025年度における伝統的工芸品支援事業の予算額をご紹介します。
伝統的工芸品産業の活性化及び、地域経済の発展に寄与することを目的とした「伝統的工芸品支援事業」。
2025年度の予算額は11億円となったことが分かりました。国民への伝統的工芸品産業の認知度向上を図ります。
今回はXで話題になっている「刀鍛冶の失敗」をご紹介しました。
5. 今読まれている【樋口 郁美のおすすめ記事】3選
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参考資料
樋口 郁美
