3. 18金のネックレスの買取額は、手数料5%で約1万7000円、10%で約3万3000円下がる。留め具1gの除外も約1万7000円の差

20gの18金のネックレスで、手数料と評価する重さを変えて比べました。基準は、手数料なしで20gすべてを評価した場合です。

  • 【手数料なし】約33万円
  • 【手数料5%】約31万7000円(約1万7000円減)
  • 【手数料10%】約30万円(約3万3000円減)
  • 【留め具など1gを除外】約31万7000円(約1万7000円減)
  • 【手数料10%+1gを除外】約28万5000円(約4万8000円減)

※試算の前提:金の買取価格は田中貴金属工業の2026年10月27日14時時点の店頭買取価格(税込)1gあたり2万2226円、純度は75%、ネックレスの重さは20gとしました。手数料は買取額から差し引くものとして5%と10%を仮定しています。

例)18金のネックレス20gの場合 手数料と重さの量り方による買取額の違い(2026年10月27日時点)1/1

18金のネックレス20gの買取額の試算。手数料なしで20gすべてを評価すると約33万円、手数料5%で約31万7000円、手数料10%で約30万円、留め具など1gを除くと約31万7000円、手数料10%で1gを除くと約28万5000円で、最大約4万8000円の差。

出所:田中貴金属工業「貴金属価格」、造幣局「貴金属製品の品位区分と証明記号」をもとにLIMO編集部作成

4. 18金のネックレスの買取額を店で比べるときは、「重さ」「手数料」「価格の基準日」の3点を確かめる

買取額は総額だけで比べると、差の理由が見えません。次の3点を、店で確かめておきましょう。

  • 【重さ】留め具やチャームなどを、買取の重さに含めるか
  • 【手数料】買取額から差し引かれる手数料があるか、あれば何%か
  • 【価格の基準日】どの日のどの時刻の買取価格をもとに計算した金額か

金の買取価格は日々動くため、同じ品でも査定した日が違えば金額は変わります。

なお、貴金属は1個または1組の価額が30万円を超えると、譲渡所得の課税対象になることがあります。国税庁「譲渡所得の対象となる資産と課税方法」を確認し、取り扱いは税務署や税理士にご確認ください。

5. 【元FP会社職員の視点】検証:18金のネックレスの買取額は「総額」より「内訳」で見る

今回の試算で差を生んだのは、金の価格ではなく、手数料の割合と評価する重さでした。手数料5%の差は約1万7000円で、留め具1g分の重さの差と同じ金額になっています。

お金の相談に関わっていたという経験からお伝えすると、金額が大きい話ほど、総額だけで判断しがちです。内訳を確認すると、差の理由を自分で説明できるようになります。

試算は田中貴金属工業の買取価格をもとにした目安で、実際の買取額は店の掲示価格や査定の内容で変わります。試算より高いか低いかだけで、すぐに良し悪しを決めることはできません。

私なら、提示された買取額と一緒に、重さ・手数料・価格の基準日を聞いて控えておきます。別の店で比べるときも、同じ項目で並べられるからです。

正解は一つではありません。その場で決めようと急がず、ご自身のペースで確認してみてください。

6. まとめ

18金のネックレスの買取額は、金の買取価格、純度75%、重さで目安が出ます。店ごとの差は、手数料の割合と、どこまでを重さに含めるかで生まれます。

売る前に、重さ・手数料・価格の基準日を確かめておくと、提示額の理由を整理しやすくなります。無理のない範囲で、ゆっくり比べてみてください。

※本記事の試算は一定の前提に基づく概算です。実際の買取額は、買取店の掲示価格・手数料・査定の内容などで変わります。

参考資料

下村 美乃莉