座るとキュッキュッと音が鳴る、子ども用の小さな椅子を覚えているでしょうか。
その懐かしい椅子を、手のひらサイズで再現した動画が話題に。
投稿したのは、Instagramアカウント「@noel.craft」のNoel craftさん。
本業は建築・インテリア模型の制作で、趣味でもミニチュアや工作を幅広く手がける作り手です。
フォロワーは約2万1000人、今回の動画の「いいね!」は約4万9000件(いずれも執筆時点)。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介する動画は、投稿者様の掲載許可を頂いております。
1. 【ミニチュア】記憶の中の「音が鳴る豆椅子」を再現
Noel craftさんが調べたところによると、このキューキュー鳴る椅子の名前は「豆椅子」。
筆者も知りませんでした。
Noel craftさんにとって、おそらく一番古い記憶が、2〜3歳のころにこの椅子にもたれかかってお昼寝していたことなのだそう。
キュッキュッと鳴らすのが楽しい、お気に入りの椅子だったそうです。いい思い出ですよね!
動画の始まりは、昔の豆椅子の写真やイラストを並べた資料を前に、細い金色のパイプを手にするシーンから。
骨組みに使うのは、この真鍮パイプ。瓶のふたに沿わせて丸く曲げ、工具で角を折り曲げながら、少しずつ椅子の形にしていきます。
パイプ同士をつなぐ部分には、小さな穴を開けておく下準備も。
曲げたパイプを組み合わせ、接着剤を付けながら組み立てていきます。
背もたれには細いパイプを何本も差し込んで、縦に並んだ格子を作れば、背もたれから脚までひと続きになった、あの豆椅子らしいフレームが姿を現します。
筆者は、細かい穴をあける作業に感動していました。本当に小さい穴!
2. ピンクに塗装して、脚先のキャップまで手作り
フレームは、スプレーでピンクに塗装します。
金色だった骨組みが、一気にかわいらしい子ども椅子の色になりました。
脚の先に付けるキャップも、プラパイプとパテで手作りしますよ。
白いスプレーを吹き付けてから、4本の脚に取り付けます。
これでフレームのベースが完成。
続いて、プラ板を切って座面の土台を組み立てます。その中に仕込むのは、おもちゃに入っていた鳴き笛。
Noel craftさんによると、犬のおもちゃから出てきた鳴き笛がもったいなくて、この豆椅子を作ってみたのだとか。
なんと賢い再利用方法!
鳴き笛の上にスポンジを入れて薄手のシリコンで包み込めば、ふっくらとした座面のできあがり。
3. キキララの布を重ねて、本当に鳴る椅子が完成
座面に重ねるのは、好きなキャラクターが描かれた布。フレームに接着すれば、ミニチュアの豆椅子の完成です。
最後に指で座面を押してみると、ちゃんと鳴りました!
実はNoel craftさん、記憶の中ではまさにこの「キキララの椅子」だったのに、昔のアルバムを見たら、実際は白いフレームに花柄の座面だったそうです。
「記憶は当てにならないな」と笑う投稿のコメント欄には、「懐かしい」「似たような椅子がまだ実家にある」といった声がずらり。
子どものころの思い出が、手のひらサイズで形になった動画でした。
ぜひ動画を見てみてくださいね。
@noel.craftさん、掲載のご許可をありがとうございました!
4. 著者のコメント
真鍮パイプを曲げて骨組みを作るところから、脚先のキャップ、鳴き笛を仕込んだ座面まで、すべて手作りしていることに驚きました。
完成した椅子を指で押して、ちゃんと鳴った瞬間は見ているこちらまでうれしい気持ちに。
犬のおもちゃの鳴き笛を捨てずに生かすという発想もすてきで、子どものころの思い出を形にするものづくりの楽しさが伝わってくる投稿でした。
5. 趣味・娯楽の時間は1日48分、教養娯楽への支出は月3万2125円に
ここからは記事の話題にちなんで、趣味や余暇にかける時間とお金について紹介します。
総務省統計局の「令和3年社会生活基本調査」によると、10歳以上の人が「趣味・娯楽」に費やす時間は1日平均48分で、5年前から1分の増加。
過去1年間にその趣味を行った人の割合(行動者率)をみると、ものづくりに近い「日曜大工」は11.0%、「編み物・手芸」は8.8%。
5年前と比べると、「日曜大工」は0.1ポイント上昇した一方、「編み物・手芸」は1.8ポイント低下しています。
次に、総務省統計局の家計調査によると、2025年の二人以上の世帯の「教養娯楽」への支出は1か月平均3万2125円でした。
前年に比べ名目6.2%、実質3.7%の増加です。
内訳では、「教養娯楽サービス」「教養娯楽用耐久財」などが実質増加した一方、「書籍・他の印刷物」は実質減少となりました。
物価の上昇分を差し引いても、趣味や楽しみにかけるお金は増えているといえます。
参考資料
長島 迪子
