家の玄関に向かうアプローチは、毎日家族やお客様の目につく場所。「玄関アプローチの狭い隙間もおしゃれにしたい」「レンガや敷石などの目地から生える雑草を何とかしたい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

アプローチの隙間は土が少なかったり乾燥しやすかったりと、植物にとっては少し過酷な環境でもあります。そこでおすすめしたいのが、一度植えれば植えっぱなしで一年中美しい葉で彩ってくれる、小さな常緑多年草です。

この記事では、玄関アプローチの脇や目地の狭い隙間を彩る、小さな常緑多年草を3種、参考価格とともに紹介します。どれも草丈が低く、雑草抑制のグランドカバーとしても活躍してくれますよ。

日陰に強い植物や踏み付けに強い植物もありますので、植えたい場所に合わせて選んでみてください。

【多年草や日陰について知りたい!】こちらのガーデニング記事で詳しく解説しています
植えっぱなしOK「多年草・宿根草」&長く花咲く「一年草」|違いを知って一年中華やかな庭づくり
【日なた・半日陰・明るい日陰・日陰】とは?植物選びで大切な「日照条件」とおすすめ植物

1. 植えっぱなしで玄関アプローチの隙間が一年中おしゃれ!小さな常緑多年草3選

1.1 踏み付けに強く、爽やかなハーブの香りが漂う「クリーピングタイム」

クリーピングタイム1/9

爽やかなハーブの香りが漂う「クリーピングタイム」

Amalia Gruber/shutterstock.com

明るいグリーンの小さな葉と、爽やかな香りが魅力のクリーピングタイム。春から初夏にかけては、可愛らしいピンクや白色の花を一面に咲かせ、玄関アプローチを明るく華やかに彩ってくれます。

多少踏んでも大丈夫で、踏まれると香りが広がるため、レンガや敷石の隙間におすすめ。踏まれることで高さが抑えられ、枝葉が密になり、雑草抑制も期待できます。ナチュラルな雰囲気がよく似合うグランドカバーです。

風通しのよい日なたを好む、乾燥に強い植物。這うように広がっていくため、広がりすぎてしまったら適宜切り戻しながら管理してください。

※参考価格:200円~600円前後(3号ポット苗)

1.2 日陰に強く、シックな葉や春に咲く小花がおしゃれな「アジュガ」

アジュガの葉2/9

青い花を咲かせているアジュガ。葉の縁には白い斑が入り、新しい葉は赤みを帯びている。

iva/shutterstock.com

アジュガの花3/9

青紫色の花を咲かせている、アジュガ

NagyG/shutterstock.com

銅葉や斑入りなど、バリエーション豊かでシックな葉色が美しい、アジュガ。春になると、葉の間からスッと花茎を伸ばし、青紫色やピンク色の可愛らしい小花を咲かせます。寒さに当たると葉色が変わる品種もあり、季節を感じられる多年草です。

半日陰から日陰を好むため、日当たりの悪い玄関アプローチもおしゃれに彩ってくれます。ナチュラルやアンティーク、モダンなど、さまざまな雰囲気に自然となじむ雰囲気も魅力です。レンガや敷石の隙間はもちろん、アプローチの脇に植えてもおしゃれです。

暑さにも寒さにも強いですが、夏の強い直射日光や乾燥は苦手。しっとりとした日陰で元気に育ちます。成長はそれほど早くありませんが、クリーピングタイム同様、這うように広がるため、広がりすぎてしまったら適宜切り戻してください。

※参考価格:200円~500円前後(3号ポット苗)

基本データやお手入れ時期はこちらもチェック!
植物図鑑【アジュガ】

1.3 モダンでスタイリッシュな「リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)」

リュウノヒゲ4/9

モダンでスタイリッシュな「リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)」

Afau'ali/shutterstock.com

タマリュウ5/9

コンクリートの隙間に植えられた、タマリュウ

Jen Petrie/shutterstock.com

細くスッと伸びた濃い緑色の葉が密集して生える、リュウノヒゲ。冬になると、葉の根元にひっそりと瑠璃色のつややかな美しい実をつけ、季節の移ろいをそっと教えてくれます。

モダンな外観や、スタイリッシュな玄関アプローチにおすすめ。あまり大きくならないため、細い目地やちょっとした隙間にも植えられます。葉が短いタマリュウや、シックな黒い葉のコクリュウ、明るい斑入り葉など、いくつかの品種があるため、雰囲気に合わせて選びましょう。

日なたから日陰まで適応でき、暑さや寒さ、病虫害にも強いため、とにかくローメンテです。成長がとてもゆっくりなので、雑草対策として植える場合は初めから密集させて植えてください。

※参考価格:200円~600円前後(3号ポット苗)

2. 今が植えどき!狭い隙間に小さな多年草を植える3つのコツ

6/9

目地に植えられたタマリュウ

BP.BomB/shutterstock.com

2.1 土は低めにする

玄関アプローチの隙間に多年草を植える際は、周囲のレンガや敷石、コンクリートなどの高さよりも、土を1〜2cmほど低くして植えるのがコツです。水やりや雨の際に土が流れ出るのを防ぎ、水が隙間に染み込みやすくなるため、乾燥も防げます。

2.2 植物を植える前に雑草を抜く

植物を植える場所に雑草が残っていると、雑草が勢いよく育ち、せっかく植えた多年草が負けてしまいます。できるだけ雑草をきれいに取り除いてから植えましょう。粒状の除草剤を撒いてから植えるのも効果的です。

今回紹介した植物はどれも今が植えどきなので、雑草の勢いが落ち着き始める今の時期に植えておくと、来年以降の草取りが楽になりますよ。

2.3 植えてから1か月程度は乾燥に注意

植え付けてから根付くまでの間は乾燥に注意しましょう。狭い隙間は水がしみこみにくいことがあり乾きやすいため、土の表面が乾いていたらたっぷりと水を与えてください。

3. ローメンテ&おしゃれなグランドカバーで、緑のある玄関アプローチづくり

今回は、玄関アプローチの隙間を美しく彩る小さな常緑多年草を3種紹介しました。クリーピングタイム、アジュガ、リュウノヒゲは、どれも植えっぱなしで一年中美しい葉を見せてくれます。

毎日通る場所がおしゃれだと、自然と気持ちも前向きになりますよ。ぜひ、玄関アプローチの隙間にローメンテな植物を取り入れて、ラクチン&おしゃれに彩ってみませんか。

【植えっぱなしでおしゃれな庭づくり】こちらのガーデニング記事もチェック!
たった3株植えっぱなしで「日陰の玄関先」が映える!センスのいい低木×多年草の組み合わせ3例
「植えてよかった」10年以上植えっぱなしでも美しいグランドカバー《多年草》6選& 育て方のコツ
植えっぱなしで日陰の庭が一年中おしゃれ!美しい葉色&愛らしい花が魅力の《常緑多年草》3選

4. 【鈴森 真樹】のひと言コメント

鈴森 真樹
いつもきれいにしておきたい玄関アプローチ。しかし、忙しくてお手入れの時間が取れず、いつの間にか雑草だらけになってしまったり、土が流れ出して汚くなってしまったり…。今回紹介した植物は、どれも今が植えどきなので、雑草の勢いが落ち着き始める今の時期に植えて、育てておくと、来年からのお手入れがとっても楽になりますよ。この記事を参考に、ぜひ環境と好みに合った常緑多年草を取り入れてみてください。

5. 今読まれている【おすすめガーデニング記事】3選

5.1 この秋お迎えしたい《おしゃれな観葉植物》3選&秋冬の置き場所や水やりなど育て方のコツも解説

7/9

この秋お迎えしたい《おしゃれな観葉植物》3選&秋冬の置き場所や水やりなど育て方のコツも解説

この秋お迎えしたい《おしゃれな観葉植物》3選&秋冬の置き場所や水やりなど育て方のコツも解説

5.2 植えっぱなしで一年中花咲く【シェードガーデン】日陰に強くローメンテな季節ごとの花《多年草》10選

8/9

植えっぱなしで一年中花咲く【シェードガーデン】日陰に強くローメンテな季節ごとの花《多年草》10選

植えっぱなしで一年中花咲く【シェードガーデン】日陰に強くローメンテな季節ごとの花《多年草》10選

5.3 【観葉植物の増やし方】株分け・挿し芽の方法・時期・成功のコツ&初心者でも成功しやすい植物3選

9/9

【観葉植物の増やし方】株分け・挿し芽の方法・時期・成功のコツ&初心者でも成功しやすい植物3選

【観葉植物の増やし方】株分け・挿し芽の方法・時期・成功のコツ&初心者でも成功しやすい植物3選

鈴森 真樹