海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、タイのサムイ島で動物保護をしているSamui Street DogsさんのInstagramアカウント@samui_street_dogsの投稿。

右目がめやにで塞がり、呼吸も荒い状態で保護された子猫。病気が見つかり、1カ月以上にわたる懸命なケアを経て、元気を取り戻した姿を動画で紹介してくださっています。

執筆時点で1万回再生、約1200件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、猫の飼育費用は月平均どのくらいかについても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【右目の開かない子猫】猫パルボウイルスと診断される

箱の中で休み、点眼薬のケアを受ける子猫のブリンキー1/5

箱の中で休み、点眼薬のケアを受ける子猫のブリンキー

出所:@samui_street_dogs

海外のSNSで、車の下で横たわっていた子猫「ブリンキー」の救出劇が話題を呼んでいます。

レスキューが偶然、かすかな鳴き声に気づき確認したところ、車の下に小さな子猫が横たわっていました。すぐに保護されたブリンキーですが、その状態は深刻でした。

右目は目やにで完全に塞がり、左目も充血していて状態がよくありません。

呼吸は荒く、くしゃみも頻繁に出ていました。

獣医師の診察を受けたところ、ブリンキーは猫風邪に加えて、猫パルボウイルスに感染していることが判明しました。

猫パルボウイルスは、猫の感染症の中でも特に致死率の高い病気です。

当時、ブリンキーの体重はわずか800gしかなく、小さな体で厳しい闘病生活を乗り越えなければならないことは、誰の目にも明らかでした。

こうしてブリンキーは、1カ月以上にわたって病院で治療を受けることになります。

目の状態を改善するため、点眼薬によるケアも続けられました。

2. 【猫風邪とパルボウイルスを克服】新しい家族に迎えられた子猫

新しい家族が決まった子猫のブリンキー2/5

新しい家族が決まった子猫のブリンキー

出所:@samui_street_dogs

そしてついに、ブリンキーは猫風邪と猫パルボウイルスを克服することができました。

毛並みにもツヤが戻り、少しずつ元気を取り戻しています。

さらに、ブリンキーは新しい家族に迎えられることになりました。

これから先、ブリンキーが外でさみしい日々を過ごすことは、もうなくなったのです。

ネット上ではブリンキーを保護し、治療を支えたレスキューたちに感謝の声が寄せられました。

小さな体で厳しい闘病生活を乗り越え、新しい家族と幸せな未来をつかんだブリンキー。

その姿は、多くの人に感動を与えています。

――以上、海外のSNSで話題の猫ちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

八木 七音
車の下で小さく鳴いていたブリンキー。レスキューが偶然鳴き声に気づかなければ、命を落としていたかもしれないと思うと、発見してもらえて本当によかったと感じます。1カ月以上にわたる治療を乗り越え、元気を取り戻した姿には胸が熱くなりました。これからは新しい家族のもとで、たくさんの愛情を受けながら暮らしてほしいです。

今回の出来事を通じて、猫パルボウイルス感染症についても知っておきたいと感じました。この病気は強い感染力を持ち、子猫では重症化して命に関わることもあるそうです。一方で、ワクチン接種によって感染や重症化のリスクを減らすことができます。猫を飼っている方は、獣医師に相談しながら適切な時期に予防接種を受けさせることが大切です。保護した猫を迎える場合も、健康状態を確認し、必要な予防措置について相談しておきたいですね。

ブリンキーのように、助けを必要とする小さな命が一匹でも多く救われ、幸せな家族と出会えることを願っています。

4. 保護猫を迎える前に。猫の飼育費用は月平均どのくらい?

過酷な状況から救われた動物たちの姿は、これから猫を迎えたいと考えるきっかけにもなります。ただし、迎えた後には毎月の飼育費がかかることも忘れてはいけません。

猫1匹あたりの月間支出額は「2021年の9138円」から「2025年には1万1865円」まで増加し、5年間で約29.8%上昇しています。

中でもフード関連の支出は全体の約55%を占め、主食とおやつを合わせた費用も年々値上がりしています。

私はアナリストとして、数字は「合計」より「中身の分解」で見ると発見が多いと考えてきました。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、猫1匹あたりの月間支出は1万1865円。2021年の9138円から5年で約29.8%、金額にして2727円増えています。

(中略)

一方で、猫を飼いたい理由の1位は「癒し・安らぎが欲しい」で50.5%。それでも飼えない理由の1位は「集合住宅で禁止」の31.3%、次いで「お金がかかる」の26.1%でした。つまり、立ちはだかる壁は費用だけでなく、住環境も大きいのです。迎えるか迷っているなら、月1万2000円という数字を出発点に、住まいの条件や、長く続けられる家計かどうかまで含めて眺めておくと、後悔のない判断ができるのではないでしょうか。

無理なく長く一緒に暮らすためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

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参考資料

八木 七音