海外のSNSでは、犬や猫などの動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回注目したのは、ニューヨークで保護猫のケアをしている投稿主さんがInstagramアカウント@puppykittynycityに投稿した動画です。

昨年、雷雨の中で屋根の上に取り残されていたところを保護された5歳の猫フィドラーが、人を警戒していた保護当初から、少しずつ愛情を受け入れるようになるまでの様子が紹介されています。

執筆時点で2万4000回再生、約2428件のいいね!を記録した本投稿から、特に胸を打つシーンと、SNSに寄せられた反響をお届けします。

あわせて、犬や猫と暮らすうえで知っておきたい年間の支出についても、記事中で解説します。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【屋根の上で見つかった猫】冷え切って震えていた雷雨の日

雨の降る建物の上に小さく映る、屋根に取り残されていたフィドラー1/6

雨の降る建物の上に小さく映る、屋根に取り残されていたフィドラー

出所:@puppykittynycity

投稿によると、5歳のドメスティック・ショートヘアの猫フィドラーは、ひどい雷雨の中、屋根の上で身動きがとれなくなっているところを見つかりました。救助にあたった人たちが駆けつけたとき、フィドラーは体が冷え切り、おびえ、すっかり無力な状態だったと説明されています。動画の冒頭のテロップでも、昨年、土砂降りの雨の中で屋根の上にいたところを見つかったと紹介されていました。現在はニューヨークで、投稿主さんのケアのもとで暮らしています。

保護施設に来た当初のフィドラーは、無理もないことですが、心を閉ざしていたといいます。自分のスペースの安心できる場所から、人々の様子を静かに観察し、距離を置いていたそうです。テロップには、来たばかりの頃は、人を怖がるのも無理はないほど臆病で、少し野性味も残っていたと記されていました。

2. 【人の手を受け入れ始めた猫】ゆっくり縮まった人との距離

人の手に顎をなでられ、目を閉じて身を預けるフィドラー2/6

人の手に顎をなでられ、目を閉じて身を預けるフィドラー

出所:@puppykittynycity

けれども、穏やかなふれあいを重ねるうちに、フィドラーの様子は少しずつ変わっていきました。人は優しい存在であり、世界は穏やかな場所になり得ると知るにつれ、自分から愛情を求めるようになったそうです。テロップでも、時間とともに、ゆっくりと段階を踏んで人と触れ合うことで、ふれあいを楽しめるようになったと伝えられていました。

現在は、棒の先についたおもちゃや羽根、弾むボールなどが登場するときを中心に、優しく遊び好きな性格が日ごとに表に出てきているとのことです。投稿主さんはフィドラーのことを、ありのままの自分で愛されるにふさわしい、恥ずかしがり屋の優しい子だと紹介しています。

手のそばで仰向けになり、こちらを見つめるフィドラー3/6

手のそばで仰向けになり、こちらを見つめるフィドラー

出所:@puppykittynycity

投稿主さんは、フィドラーが穏やかな家庭で暮らすことを望んでおり、信頼を築くには時間がかかることを理解し、辛抱強く向き合ってくれる里親を探していると伝えています。信頼を築くには時間がかかるものの、その先に待つ愛情はとても特別なものだとして、フィドラーを迎えてくれる家族を呼びかけました。動画の終わりには「この動画をシェアして、彼女がその人に出会えるよう助けてください」というテロップも添えられていました。

コメント欄では

  • 「とても美しい子。私もゆっくり進めるのが好きだから、その気持ちはよく分かる」
  • 「とても優しい子で、たくさんの愛とサポートが必要ね」
  • 「本当にきれいな子」

など、フィドラーの美しさをたたえる声や、ゆっくり距離を縮める姿勢に共感する声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで注目を集めたネコちゃんのご紹介でした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
フィドラーの投稿を読んで印象に残ったのは、心を閉ざしていた猫が、急かされることなく自分のペースで人に近づいていけるよう、周りの人が時間をかけて寄り添ってきたという点でした。保護された動物がすぐに人になれるとは限らず、物陰から静かに様子をうかがう時間こそが、その子にとって必要な過程なのだと感じます。もし嵐の日などに、屋根や高い場所で動けなくなっている猫を見かけたら、自分で無理に捕まえようとせず、まずは地域の動物保護団体や自治体の窓口に相談してください。怖がっている猫は、思いがけず逃げたり、身を守ろうとしたりすることがあるためです。また、臆病な猫を迎えたいと考えている方は、最初からたくさん触れようとせず、猫が自分から近づいてくるまで待つ姿勢が大切になりそうです。迎えたあとの暮らしには、食事や医療などの継続的な費用もかかります。この記事の後半で触れる犬・猫の年間支出のデータも、あらかじめ家計の見通しを立てる参考にしていただければと思います。今回いちばんお伝えしたいのは、信頼は急がずに育てるものだということです。フィドラーに、ゆっくり向き合ってくれる家族との出会いが訪れることを願っています。

4. 迎えたあとの暮らしに備えて。犬・猫の年間支出はいくら?

救われた命を迎えたあとは、毎日の暮らしにかかる費用も続いていきます。実際の飼い主は、1年間にどれくらい使っているのでしょうか。

アニコム損害保険の「2025最新版 ペットにかける年間支出調査」(2026年3月発表)によると、2025年の1年間にペットにかけた費用は、犬が平均41万3416円、猫が平均19万5427円でした。前年と比べると、犬は99.8%、猫は109.5%の水準です。調査は、同社のペット保険の契約者を対象としたインターネットアンケートで、5494件の回答をもとにしています。

毎年の支出は、フード代や医療費などの変化で変わっていきます。迎える前に、年間でどれくらいかかるのかを想像しておくと、備えやすくなるかもしれませんね。

5. 今読まれている【LIMO アニマル・ストーリー部のおすすめ記事】3選

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参考資料