海外のSNSには、保護された動物たちの様子や、その命を救おうとする人たちの活動を伝える「動物レスキュー」の投稿が数多く寄せられ、Instagramを中心に注目されています。

LIMO編集部が今回取り上げるのは、海外で動物保護をしている投稿主さんのInstagramアカウント@puppykittynycityの投稿。

住まいの事情で最初の家族に手放され、新たに迎えられた先では25〜30フィートの高さから落下し、再びシェルターに戻ってきた猫、ハンターの近況を伝える投稿です。

執筆時点で1万回再生、約1465件のいいね!を集めている本投稿。その中から、特に心に残るシーンやSNSでの反響を厳選してご紹介します。

記事の後半では、日本のペット保険の普及率についても紹介します。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【家を2度失った猫】最初の家族に手放され、迎えられた先では窓から落下

人の手で頭をなでられ、目を細めるハンター1/5

人の手で頭をなでられ、目を細めるハンター

出所:@puppykittynycity

投稿は「ハンターは家を見つけました。そして、それを失いました。また別の家を見つけて、そこもまた失ったのです」という言葉から始まります。キャプションによると、ハンターの最初の家族は、住まいに関する事情を理由に、市のシェルターへハンターを手放したとのことです。その後ハンターは新たに迎えられましたが、25〜30フィートの高さから落下し、再び市のシェルターへ戻されたと説明されています。

動画のテロップでは、窓が開いたままになっていたためにハンターが落ちたと紹介されています。また、動画の途中には、ハンターの情報を載せたカードが映し出され、「2歳」「去勢済みのオス」「手放し(Surrender)」「10ポンド」といった内容が記されていました。

2. 【落下のあとも療養中の猫】安心して眠れる家と、そばにいてくれる家族を待つ

毛布の上で伏せ、カメラをじっと見つめるハンター2/5

毛布の上で伏せ、カメラをじっと見つめるハンター

出所:@puppykittynycity

投稿によると、ハンターは幸いにも重いけがではなく、元気にしているそうです。ただ、落下を乗り越えても、ハンターが今も必要としている「家」は手に入っていません。投稿主さんはハンターのことを少しずつ知っていきながら、これまでのことを経て落ち着けるよう時間を与えているといいます。動画のテロップでは「とても優しい子」「まだ療養中」と紹介され、鼻には落下によるわずかな出血のあとが見られるとも説明されています。それでも「しっかりお世話をしていく」と、ハンターへの思いがつづられていました。

また、すべてを失ったあとで、もう一度誰かに選ばれるのを待っているハンターを思うと胸が痛むとも投稿主さんはつづっています。「過去は変えられないけれど、一緒に次を変えることはできる」と呼びかけ、ハンターに安全な寝床と、知り合っていける家族、そして、ようやくずっと暮らしていける機会を、と訴えています。ハンターを迎えたい人には里親への応募を、そして多くの人にはハンターの話を広め、迎えてくれる人が見つかるよう力を貸してほしいとも呼びかけられています。

コメント欄では

  • 「とても優しい子に見える。あなたのもとで安心して、愛情を感じられているのがうれしい」
  • 「かわいそうな子。シェアしました。ずっと暮らせる家がすぐに見つかりますように」
  • 「ハンターは本当に素敵な子!」
  • 「あれだけのことがあったあとだから、あなたのところに来る運命だったのかも?」

など、ハンターを気づかい、新しい家族との出会いを願う声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題の猫ちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
ハンターの投稿をリサーチする中で、まず胸に残ったのは「ハンターは家を見つけました。そして、それを失いました」という冒頭の一文でした。迎えられるたびに新しい暮らしが始まったはずなのに、そのたびに行き先を失ってしまったハンターの心境を思うと、言葉が見つかりません。それでも投稿主さんは、重いけがではなかったことを喜びつつ、ハンターが落ち着けるよう時間を与え、「これから」を変えていこうと呼びかけています。猫を迎えている方に、今日からすぐできるひとつの備えとして、窓を開ける際は網戸が外れないよう固定する、窓の開け閉めをこまめに確認するなど、猫が外へ出てしまわない環境づくりをぜひ見直していただきたいと思います。小さな備えの積み重ねが、大切な家族を守ることにつながります。この記事を通じてお伝えしたいのは、動物を迎えることは、その子のこれからの暮らしを安全に守り続けるという約束でもあるということです。ハンターが一日も早く、安心して眠れる家族と出会えることを願っています。

4. もしもの医療費に備える。ペット保険の普及率はどのくらい?

迎えたあとの大きな出費のひとつが、動物病院の費用です。その備えとして、ペット保険はどれくらい利用されているのでしょうか。

アニコム損害保険によると、日本国内のペット保険の普及率は、およそ21%です(2025年11月発表)。この数値は、同社が公表データなどをもとに算出したものです。同社は、海外の加入率は30〜40%ほど、スウェーデンは50%以上としています。

迎えたあとの医療費への備え方として、保険を含めた選択肢を知っておいてもよいかもしれませんね。

5. 今読まれている【LIMO アニマル・ストーリー部のおすすめ記事】3選

5.1 「少し違っていても、どの子にもチャンスを」しっぽに傷を抱えた3匹の子猫を迎えた保護団体の投稿に回復を願う声

            「少し違っていても、どの子にもチャンスを」しっぽに傷を抱えた3匹の子猫を迎えた保護団体の投稿に回復を願う声    

SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@puppykittynycityさんがInstagramに投稿した、市の保護施設から迎えた、しっぽに傷を抱える3匹の子猫の紹介動画です。「どんな動物にもチャンスがある」と呼びかける投稿には、かわいらしさに驚く声やワクチンの接種を気づかう声、子猫たちの回復と新しい家族との出会いを願う声が寄せられました。

5.2 「それでも彼女は喉を鳴らす」皮膚の傷と過酷な環境を生き抜いた猫ローラ、治療が続く中で寄せられた温かな声

            「それでも彼女は喉を鳴らす」皮膚の傷と過酷な環境を生き抜いた猫ローラ、治療が続く中で寄せられた温かな声    

SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@coleandfriendsrescueさんがInstagramに投稿した、皮膚が痛々しい傷に覆われ、劣悪な環境で暮らしていたスフィンクスの猫ローラの動画をご紹介します。保護後も治療が続く中で、甘えることをやめないローラの姿に、励ましや感謝の声が集まっています。あわせて、犬や猫と暮らすうえでの年間の支出についても解説します。

5.3 「閉じ込められて、出口がない」放棄された工事現場の底の猫、無傷の救出劇に称賛の声「助けてくれてありがとう」「ヒーローたち」

            「閉じ込められて、出口がない」放棄された工事現場の底の猫、無傷の救出劇に称賛の声「助けてくれてありがとう」「ヒーローたち」    

SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@animalslebanonさんがInstagramに投稿した、放棄された工事現場の底に取り残された猫の救出劇をご紹介します。周囲を高いコンクリートの壁に囲まれ、自力では戻れなかった猫を、ロープで降ろしたケージを使って救い出した様子や、コメント欄に寄せられた感謝の声にも注目です。あわせて、日本のペット保険の普及率についても紹介します。

参考資料