海外のInstagramでは、犬や猫などの動物を保護し、命をつなごうとする「動物レスキュー」の活動を伝える投稿が、多くの人の関心を集めています。

今回注目したのは、海外で動物保護に取り組む投稿主さんがInstagramアカウント@lets.rescue.dogsに投稿した動画です。

生後3〜4か月ほどの子犬が、ノミとダニにまみれた状態で路上をさまよっているところを保護され、動物病院で重い貧血が判明しながらも、現在は回復に向けて歩み出している様子が紹介されています。

執筆時点で3万5000回再生、約5293件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

あわせて、犬や猫と暮らすうえで知っておきたい年間の支出についても、記事中で解説します。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【夜の路上をさまよっていた子犬】ノミとダニにまみれた状態で保護

夜の路上で人の手に支えられて立つ、保護当時の子犬1/4

夜の路上で人の手に支えられて立つ、保護当時の子犬

出所:@lets.rescue.dogs

投稿の動画は、夜の路上で人の手に支えられるようにして立つ子犬の姿から始まります。字幕によると、この子犬は、ノミとダニにまみれた状態で、ひとりで路上をさまよっていたといいます。

保護された子犬は、現在「カミーユ」と呼ばれています。字幕では、頭からつま先までノミに噛まれた跡があり、耳からはダニが出てきていたと説明されています。

保護後、ケージの中からこちらを見上げる子犬2/4

保護後、ケージの中からこちらを見上げる子犬

出所:@lets.rescue.dogs

ケージの中で撮影された映像では、フードの入った器の置かれたブランケットの上から、こちらを見上げる子犬の姿が映ります。字幕では、ここまで重く寄生されていたことから、主に屋外で暮らしていたに違いないと推測されています。

2. 【動物病院での検査】重い貧血が判明、ダニの除去も

動物病院の診察台で、聴診を受ける子犬3/4

動物病院の診察台で、聴診を受ける子犬

出所:@lets.rescue.dogs

その後、子犬は動物病院へ向かいました。字幕によると、歯ぐきの色は薄く、失血による危険なレベルの貧血が確認されたといいます。血液検査や便の検査、ダニが媒介する感染症の検査などが行われ、病院では体についていたダニのおよそ4分の1を取り除くことができたそうです。

投稿の文章でも、歯ぐきの色が非常に薄く、血液検査の結果、重い貧血であることが確認されたと説明されています。数値の面では輸血も検討されたものの、子犬の元気と食欲が十分にあることから、今のところは輸血を見送り、慎重に経過を見守る方針だといいます。

体を濡らしたまま、こちらを見つめる子犬4/4

体を濡らしたまま、こちらを見つめる子犬

出所:@lets.rescue.dogs

動物病院のあとは、まっすぐ自宅に戻り、子犬の体からダニをさらに約50匹取り除いたと字幕で紹介されています。映像の終盤では、芝生の上で人の手に鼻先を寄せる様子も映し出され、字幕では「回復に向かっていて、この日の午後からフォスターケア(預かり家庭での世話)に入る」と伝えられました。

投稿によると、子犬の体重は14ポンドで、犬種ははっきり分かっていません。成長すれば30〜40ポンドほどの中型犬になるのではないかと見込まれています。譲渡の対象になるのは、保護犬としての所定の期間が過ぎ、ワクチン接種や避妊手術ができるほど健康になってからだといいます。投稿主さんは、子犬を安全な場所へ連れてきてくれた人と、投稿主さんのもとまで運んでくれた人への感謝も綴っていました。

コメント欄では

  • 「美しい子!この愛らしい命を救ってくれて本当にありがとう」
  • 「優しいカミーユを救ってくれた保護スタッフとボランティア、獣医療に携わる皆さんに感謝します」

など、子犬を救った人々への感謝やその愛らしさをたたえる声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで注目を集めたワンちゃんのご紹介でした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回の投稿をリサーチする中で強く印象に残ったのは、字幕で淡々と語られる「ノミとダニにまみれていた」という事実の重さでした。元気で食欲もあるように見える子犬でも、検査をすると重い貧血が隠れていた、という点は、見た目だけでは体の状態が分からないことを教えてくれます。ノミやダニは、屋外で暮らす犬や猫だけでなく、散歩や庭先でほかの動物と触れ合った際に、家庭の犬や猫に寄生することもあります。ダニを見つけたからといって自分で無理に引き抜こうとせず、皮膚の状態や予防の方法については、かかりつけの動物病院に相談するのが安心です。また、道端で弱っている動物を見かけたときも、むやみに連れ帰らず、まずは地域の動物保護団体や動物病院に連絡するという選択肢があります。この記事を通じて一番お伝えしたいのは、救われた命の背後には、見つけた人、運んだ人、治療した人、預かる人と、いくつもの手がつながっているということです。カミーユがこの先、安心して暮らせる場所に出会えることを願っています。

4. 迎えたあとの暮らしに備えて。犬・猫の年間支出はいくら?

救われた命を迎えたあとは、毎日の暮らしにかかる費用も続いていきます。実際の飼い主は、1年間にどれくらい使っているのでしょうか。

アニコム損害保険の「2025最新版 ペットにかける年間支出調査」(2026年3月発表)によると、2025年の1年間にペットにかけた費用は、犬が平均41万3416円、猫が平均19万5427円でした。前年と比べると、犬は99.8%、猫は109.5%の水準です。調査は、同社のペット保険の契約者を対象としたインターネットアンケートで、5494件の回答をもとにしています。

毎年の支出は、フード代や医療費などの変化で変わっていきます。迎える前に、年間でどれくらいかかるのかを想像しておくと、備えやすくなるかもしれませんね。

参考資料